きょう、しあわせを授け、恵みを施してください

「娘に向かって『お願いです、あなたの水がめを傾けてわたしに飲ませてください』と言い、娘が答えて、『お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう』と言ったなら、その者こそ、あなたがしもべイサクのために定められた者ということにしてください。わたしはこれによって、あなたがわたしの主人に恵みを施されることを知りましょう」。(創世記‬ ‭24‬:‭14‬)

エリエゼルは年老いたアブラハムのしもべで、主人の子息イサクのために嫁探しという大役を仰せつかった。

「あなたはわたしの国へ行き、親族の所へ行って、わたしの子イサクのために妻をめとらなければならない」。(‭‭創世記‬ ‭24‬:‭4‬)

そこで、しもべは主人のらくだのうちから十頭のらくだを取って出かけた。すなわち主人のさまざまの良い物を携え、立ってアラム・ナハライムにむかい、ナホルの町へ行った。 彼はらくだを町の外の、水の井戸のそばに伏させた。時は夕暮で、女たちが水をくみに出る時刻であった。 彼は言った、「主人アブラハムの神、主よ、どうか、きょう、わたしにしあわせを授け、主人アブラハムに恵みを施してください。 わたしは泉のそばに立っています。町の人々の娘たちが水をくみに出てきたとき、 娘に向かって『お願いです、あなたの水がめを傾けてわたしに飲ませてください』と言い、娘が答えて、『お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう』と言ったなら、その者こそ、あなたがしもべイサクのために定められた者ということにしてください。わたしはこれによって、あなたがわたしの主人に恵みを施されることを知りましょう」。(‭‭創世記‬ ‭24‬:‭10‬-‭14‬)

エリエゼルがまだ言い終らないうちに、アブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘リベカが、水がめを肩に載せて出てきた。 その娘は非常に美しく、男を知らぬ処女であった。彼女が泉に降りて、水がめを満たし、上がってきた時、 しもべは走り寄って、彼女に会って言った、「お願いです。あなたの水がめの水を少し飲ませてください」。 すると彼女は「わが主よ、お飲みください」と言って、急いで水がめを自分の手に取りおろして彼に飲ませた。 飲ませ終って、彼女は言った、「あなたのらくだもみな飲み終るまで、わたしは水をくみましょう」。 彼女は急いでかめの水を水ぶねにあけ、再び水をくみに井戸に走って行って、すべてのらくだのために水をくんだ。 その間その人は主が彼の旅を祝福されるか、どうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた。‭‭(創世記‬ ‭24‬:‭15‬-‭21)

エリエゼルはリベカの家に行って、その話をすると、兄たちはリベカを呼んで言った、「あなたはこの人と一緒に行きますか」。彼女は言った、「行きます」。(創世記‬ ‭24‬:‭58‬)

主はエリエゼルにしあわせを授け、主は主人アブラハムに恵みを施し、イサクはリベカという素晴らしい妻を得た。

これはエリエゼルが何の当てもない時に主に祈ったことの賜物である。主は私たちの祈りに答えてくださる。

不可能に思える状況でならば、なおさら主に不思議な備えを祈っていきたい。

愛する天のお父様、あなたは私たちの必要をすべてご存知です。あなたが私たちの必要をすべて備えてください。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。