イエス様において成長し続ける

聖句:

イエスはますます知恵が進み、背丈も大きくなり、神と人とに愛された。(ルカ 2:52 )

観察:

            イエス様は、この地上に来られた目的と理由について、いろいろと決断することを学ばなければいけませんでした。イエス様の両親は必ずしもイエス様の人生の目的を理解していたわけではありません。ヨセフとマリアは、シメオンが彼らにイエス様について語られた時に、イエス様がどんな目的でこの世に来られたか、どのような人間であるかを思い出させられました。シメオンがイエス様について語ったことに驚かされます。シメオンはヨセフとマリアを祝福し、こう言いました。「ご覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人が倒れ、また、立ち上がるために定められ、また、反対のしるしとして定められています。剣があなたの心さえも刺し貫くでしょう。それは多くの人の心の思いが現れるためです。」 

            ヨセフとマリヤはイエス様の両親です。しかし、イエス様の目的を計画されたのは神様です。イエス様が神様が与えられた目的に向い成長し、その目的を果たすためには、ヨセフとマリアのしつけ、そして、庇護が必要でした。両親は子供の人生における神様の目的を助けるために存在します。 今年、私の人生における神様の目的を果たすためには、私はその目的に向かって成長する必要があるのです。その成長についての四つの真理は次のようなものです。 

·      知恵においての成長。知恵は、人生経験から得られるものです。また、知恵は、他の人の人生からも学ぶことができます。しかし、天からの知恵は、神様からくるものです。神様は、知恵を必要とし、それを求める全ての人にその賜物を与えてくれます。知恵は、周りにある状況における神様のみこころとは何かを見極めることの助けとなるものです。私の人生の経験から学ぶ知恵だけでは不十分です。また、人の経験から学べる知恵も知恵としては十分とはいえません。ここで、主への恐れこそが知恵の始まりであることを思い起こされます。

·      人格における成長。この聖句では背丈が大きくなりとあります。それは、言い換えれば、評判、地位、影響力、名声、称賛という言葉に通じます。それは私の人格について語られるものです。人格は、その人の身分や影響力、そして世評を与えてくれます。私は自分の人生にイエス様の人格を映さなければなりません。主の恐れの中で成長しなければなりません。日々、人生に、自分のコーリングに相応しい行いと、イエス様の人格を反映していなければなりません。

·     神様に愛される。イエス様はいつもみ父を喜ばすことを行おうとしていました。イエス様はいつも、全ての行いにおいて、み父のうちに見られる歩みをしておられました。イエス様は、み父にご自分がどれほど愛されているのか、その愛について理解していました。また、常に、み父のみ手がイエス様の上に置かれていることを知っておられました。私もまた、私の上にイエス様のみ手が置かれていることを知りつつ、イエス様と共に歩まなければなりません。人生で神様の目的が果たされる場所へと、天のお父様が私を導いてくださっていることを知らなければなりません。

·       人に愛される。私の歩む道が、神様に喜ばれている時、私の人との関係の中でも、神様は私を人から愛される者としてくれます。私が神様の人格において成長していく時、人に親切にしたり、人に対し忍耐を持ち、愛し、面倒を見てあげ、許してあげるなど、それらが私との人間関係において、人の心の窓を開くことにつながります。 

クリスチャンの人生の目的は、神様を愛し、自分を愛するように人を愛することにあります。クリスチャンの人生に期待されていることは、イエス様のように成長をし続けることです。イエス様は知恵が進み、背丈も大きくなり、神と人とに愛されました。私の人との関係性は、イエス様にあって成長するためにとても大切なものです。

適用:

            2024年、私の願いは、知恵と人格においてもっと成長すること、そして、私の人生のうちに、日々、神様の愛がまし加えられていくことを見ていくことです。私はまた、すべての人間関係、特に夫婦の関係において成長していきたいと思います。 私は日々、神様のうちに成長しなければなりません。

祈り: 

            主よ、私が知恵と人格に成長し、神様の人とに愛されるような歩みをし続けるという気づきを与えてくださり感謝します。この年、あなたへの恐れについて教えてください。どのように知恵深くなれるのか、そしてどのようにしたらあなたの人格が私のうちに見て取れるようになるか、私に教えてください。今年のみならず、常に、神様と人に愛されるような歩みができるよう、私を助けてください。イエス様のみ名によって祈ります。アーメン!