助けの手を伸ばしてくださる方

「神である主は、アダムとその妻のために、皮の衣を作って彼らに着せられた。」(創世記 3:21)

「神である主は、その土地に、見るからに好ましく、食べるのに良いすべての木を、そして、園の中央にいのちの木を、また善悪の知識の木を生えさせた。」(創世記 2:9)

神である主は人を連れて来て、エデンの園に置き、そこを耕させ、また守らせた。神である主は人に命じられた。「あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」(創世記 2:15,16,17)

善悪の知識の木からは食べてはならなず、園の中央にある木からは食べてよかった。

さて蛇は、神である主が造られた野の生き物のうちで、ほかのどれよりも賢かった。蛇は女に言った。「園の木のどれからも食べてはならないと、神は本当に言われたのですか。」すると女は蛇に言った。「私たちは園の木の実を食べてもよいのです。しかし、園の中央にある木の実については、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ』と神は仰せられました。」すると、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。」(創世記 3:2-4)

女は神に言われた言葉を守らず、善悪の知識の木から実を取って食べてしまった。女エバと夫アダムは罪を犯し、 神のように善悪を知るようになったため、人がその手を伸ばして、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きることがないように」(創世記 3:22)するため、人はエデンを追い出された。

しかし神は優しいお方である。愛とあわれみに満ちておられる主はアダムとその妻のために、皮の衣を作って彼らに着せられた。エデンの園では不要であったが、地を耕し苦労して生きてゆく定めを負った人類は、単に裸を隠すためのものではなく、寒さに耐え、殺生して食物や生活に必要なものを確保してゆく必要が生まれた。その時に助けの手を伸ばしてくださったのが、私たちの主である。

主は私たちのあらゆる必要をご存知である。私たちは主の助けを得て生きてゆくことができる。主を信頼して歩んで行こう。

愛する天のお父様、あなたは正しいお方であり、また罪深い私たちを憐れみ、助けてくださるお方です。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。