最も小さな者
「すると、王は答えて言うであろう、『あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである』。」(マタイによる福音書 25:40)
最も小さい者とは誰だろう?小柄な人のことだろうか?幼子のことだろうか?最も小さい者とは、私たちの目に映る最も小さい者、まったく重要視しない者、関わりを最小限に止めている存在ではなかろうか?
世の中においては、社会において生きていくことに困難を覚えている人たちがいる。神にとって、これらのひとたは兄弟のような存在である。「わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにした」ことだと言われた。
たとえば、「あなたがたは、わたしが空腹のときに食べさせ、かわいていたときに飲ませ、旅人であったときに宿を貸し、 裸であったときに着せ、病気のときに見舞い、獄にいたときに尋ねてくれた」(マタイによる福音書 25:35-36)と言っているが、それは、空腹の人、渇いている人、旅人、裸であって着る物がない人、病気の人、獄につながれている人たちである。
このような人たちは社会から見離され、見下され、忘れ去られている。主は言われた。「あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである」と。
私たちにとって関わるのが面倒な人、話が通じなくて関係が持ち難い人、また何かしら困っている人がいたら、手を伸ばして自分のできる親切を表したい。
愛する天のお父様、あなたは罪深く、特に優れているわけでもない私のような者を選び、救ってくださいました。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。