わたしの霊によって

「これは、ゼルバベルへの神のことばだ。『権力によるのでも、能力によるのでもなく、わたしの霊によって』と全能の主が言われる。あなたがたは少数で、弱いが、わたしの霊のゆえにやり遂げることができる。(ゼカリヤ書4:6)

エルサレムの都も神殿も、カルデヤ人たちの侵略を受けて、破壊され、荒廃して長い月日がたった。バビロンでの70年間の捕囚期間を経て、イスラエルの民はエルサレムに戻ってきた。

主なる神は、民の指導的立場にいたゼルバベルを通して神殿を再建しようとしていた。その時、主は語られた。『権力によるのでも、能力によるのでもなく、わたしの霊によって』と全能の主が言われる。あなたがたは少数で、弱いが、わたしの霊のゆえにやり遂げることができる。

主なる神は、人間的にはゼルバベルは神殿の再建などできないが、主の霊によってこの偉大なプロジェクトは勧められると言われた。「 だから、どんなに高い山が立ちはだかってもゼルバベルには何でもない。そして彼は、神のあわれみに大声で感謝しながらこの神殿を建て上げ、すべてが恵みによってのみ行われたと言うようになる。」

私たちが何かを成し遂げようとするとき、権力や能力に頼る。神を度外視するなら当然の対応だ。しかし、神の成し遂げようとされることは、通常人間の力を超えていている。だから人間的な力で何かをやろうとしても、うまくいかない。

もし私たちが人間的な画策を止め、財力や政治的力をもつ権勢を頼らず、また自分の能力を頼らず、主を信頼して歩むなら、主の霊によって、主の恵みによって、主の働きに携わることができる。

このシーズン、主なる神は私たちを通して何をなそうとしておられるのだろうか?私たちは、主の御心ならば、主の霊によって何でもできるのである。

愛する天のお父様、あなたが私たちに願っていることを教えてください。自分たちの力ではどうにもなりませんが、あなたの霊によって、あなたの力によって、あなたの計画実現の一端を担うことができます。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。