主が祝福されるものを祝福する

「主なる神はこう言われる、あなたはイスラエルの地に向かって手をうち、足を踏み、心に悪意を満たして喜んだ。 それゆえ、見よ、わたしはわが手をあなたに向けて伸べ、あなたを、もろもろの国民に渡して略奪にあわせ、あなたを、もろもろの民の中から断ち、諸国の中から滅ぼし絶やす。そしてあなたは、わたしが主であることを知るようになる。」(エゼキエル書‬ ‭25:6-7‬)

私たちは、主が祝福するものを祝福することが大切である。主はアンモンの人々に対して言われた。「あなたはイスラエルの地に向かって手をうち、足を踏み、心に悪意を満たして喜んだ。」

アブラハムの甥ロトの末娘が、自分の父の子を産み、その子は「ベン・アミ(私の民の息子)」と呼ばれ、アンモン人の先祖となった(創世記19:38)。イスラエル人と血縁関係にある民族だが、イスラエル人がカナンに向かう途上、主が命じられたので、彼らはアモン人の地に侵入しなかった(申命記2:37)。士師時代には、イスラエルはアンモン人との戦いに手を焼いた。サウル王も、またダビデ王もアンモン人と戦った(サムエル記11章)。ネブカデネザルは、前582年にアモン人の都ラバを攻略します。その後、アモン人の地はアラブ人の侵略を受けて、前530年頃に国は滅亡した。

本来であれば、主が祝福されたと定められたものを祝福すべきだった。しかし、彼らはイスラエルの民を祝福せず、手を打つことで軽蔑を表し、足を踏んで蔑み、心に悪意を満たして喜んだ。

そこで、主はご自身の手を彼らに向けて伸べ、彼らを、もろもろの国民に渡して略奪にあわせ、もろもろの民の中から断ち、諸国の中から滅ぼし絶やすと言われ、その通りとなる。そして、アンモンの人々が主であることを知るようになると言われた通り、彼らは、主が祝福されるものを祝福せず、主が言われた通りになったことを目の当たりにした。

主が祝福されたものを祝福することが大切だ。主はイスラエルを祝福した。主はすべての人々を愛しておられる。だから、私たちはすべての人を愛し、祝福することが大切だ。

愛する天のお父様、あなたが私たちを祝福されたように、私たちもあなたに感謝し、また他の人々を祝福する者となりますように。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。