心を毒する人に気をつけよう
聖句:
“イコニオンでも、同じことが起こった。二人がユダヤ人の会堂に入って話をすると、ユダヤ人もギリシア人も大勢の人々が信じた。
ところが、信じようとしないユダヤ人たちは、異邦人たちを扇動して、兄弟たちに対して悪意を抱かせた。
それでも、二人は長く滞在し、主によって大胆に語った。主は彼らの手によってしるしと不思議を行わせ、その恵みのことばを証しされた。
すると、町の人々は二派に分かれ、一方はユダヤ人の側に、もう一方は使徒たちの側についた。”
使徒の働き 14章1~4節
観察:
福音のメッセージに対して、必ずと言っていいほど、否定的な反応や議論が巻き起こります。パウロとバルナバの宣教活動は非常に効果的なものでした。多くのユダヤ人やギリシャ人が福音を信じました。 パウロとバルナバは効果的に人々をキリストに導きましたが、同時に、信じようとしない人々が信じる人たちを混乱させるような行動に出ます。宣教活動が効果的に働くとき、それには、招かれざる試練が伴います。 福音を聞き、多くの人たちが救われる状況を嫌い、問題を起こす人たちが常に存在するのです。
このような事態を好ましく思わない人たちのことを、ルカは「人の心を毒する者たち」と呼びました。彼らは人々にクリスチャンについて偏見を持たせようとそそのかしたのです。他人の心を毒する人とは、自分のことしか考えていない人です。 彼らは、他の人の成功に脅威を感じます。 他人に対して嫉妬心を抱きます。。 彼らは現状を維持しようとする者であり、ビジョンを持っていません。 彼らは、自分の地位が低下することを恐れ、それを守ろうとします。
人はどのようにして他人の心を毒するのでしょうか? 心を毒する人たちは、いつも問題を起こして自分の言いなりにさせるため大勢の人たちを巻き込もうとします。 彼らは、汚い事をさせるために人々を扇動します。 彼らは、人を中傷したり、威嚇したり、他人のしたことについて不実を話すことによって、人々をそそのかすのです。 悲しいことに、ある信者たちは、何が起こっているのか分からず、他の信者たちの心を毒してしまっているのです。宣教が上手くいっていることは、必ずしも全ての人からポジティブな反応をもらえるとは限りません。 時には、非常に批判的なリアクションを受けてしまうこともあります。
しかし、パウロとバルナバは反対にあっても立ち止まりませんでした。 彼らは宣教をやめたり、暴徒から逃げたりしませんでした。 そして、主は彼らを通して奇跡を起こされました。 私たちは、私たちに反対し、私たちの働きを弱めさせ、無力化させようとする人たちに対して、何もすることはできません。 私たちは、敷かれた道を進まなければなりません。 私たちは、大胆に与えられたミッションを続け、神様が導いておられる方向に物事を進めていかなければなりません。 否定的なことを言う人たちには、好きなようにさせておけばいいのです。 しかし、彼らの否定的な意見によって、神様が私たちに示されていることを遂行することを止めてはいけません。
知り合いから反対されることもあります。 同じ人と一緒にランチをしたり、話をしたりしていても、彼らからあなたのすることへの反対の声を聞くこともあります。 あなたと一緒にいる人が皆、あなたのためにいるわけではないことを学びます。 私は、神様が私に望んでおられることに集中し、その目標と方向性に目を向け続ける必要があります。他人の心を毒する人たちは、自分の居場所や役割を変えようとしたり、彼らにとってチャレンジングであるビジョンに対して、常に脅威を感じています。
適用:
私は、すべての人を幸せにすることはできないことを学びます。私の最も重要なチャレンジのいくつかは、多くの私が知らない人たちがそのチャレンジのもとではないこと。そのチャレンジは私が知っている、一緒に笑い、食事をし、そしてずっとあなたのためにそばにいるかのようにあなたを騙している人たちから来ているのです。私もまた、他人の心の毒にならないように気をつけなければなりません。
祈り:
イエスさま、私が他人の心の毒にならないように助けてください。 私がチャレンジされる時にあっても、私を導いてください。 あなたが私に召されたことを効果的に行うことができるように助けてください。 あなたのリーダーシップに敏感になり、周りの人を励ますことができるように私を助けてください。