愛を目標とした命令
「わたしのこの命令は、清い心と正しい良心と偽りのない信仰とから出てくる愛を目標としている。 」(テモテヘの第一の手紙 1:5)
パウロは言った。「わたしがマケドニヤに向かって出発する際、頼んでおいたように、あなたはエペソにとどまっていて、ある人々に、違った教を説くことをせず、 作り話やはてしのない系図などに気をとられることもないように、命じなさい。そのようなことは信仰による神の務を果すものではなく、むしろ論議を引き起させるだけのものである。」
ある人々とは律法の教師を志す人々であるが、彼らは違った教を説いたり、また作り話やはてしのない系図などに気をとられていたのであろう。これらはパウロが言うように議論わ引き起こすだけのものだった。
パウロがこのように命じたのは、彼が清い心と正しい良心と偽りのない信仰とから出てくる愛を目標としていたからである。
清い心と正しい良心と偽りのない信仰とから出てくる愛は、私たちが律法を誤解し、間違えた教えを説かないためには大切なことである。
清い心から出てくる愛は、純真な愛であり、濁りや汚れ無き愛である。正しい良心からくる愛は、後ろめたさのない愛である。偽りのない信仰とから出てくる愛は、神を完全に信じ委ねる愛である。
律法の愛で愛そうとすると、どうしてもさばく愛になってしまう。しかし、清い心と正しい良心と偽りのない信仰とから出てくる愛は人々を生かし、神の恵みを感謝し、内側から変えられてゆく。主に委ねて歩みたい。
愛する天のお父様、あなたの恵みを感謝します。あなたに委ねて歩みます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。
