愛し合うことに貸し借りはない

「だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことは別です。他の人を愛する者は、律法の要求を満たしているのです。」(ローマ人への手紙 13:8)

私たちは義務を果たすべきであり、また何の借りも作るべきではない。具体的に言うなら、パウロは、「すべての人に対して義務を果たしなさい。税金を納めるべき人には税金を納め、関税を納めるべき人には関税を納め、恐れるべき人を恐れ、敬うべき人を敬いなさい。」(ローマ人への手紙 13:7)と言った。これは社会で生きる者としての義務であり、脱税したり、反抗的であったり、また人に対して無礼であると人々と関係を作るのが難しくなり、生きづらさを覚えるようになる。

私たちは誰に対しても何の借りも作らず、自分自身の分を果たすことが大切である。私たちが借りを作って良いのは、「互いに愛し合うこと」である。他人を愛することに制限は無い。他の人を愛する者は、律法の要求を満たし、借りを作ったとしても返してもらうものでもない。愛は無制限に与え合うものであり、借りならいくらでも作って良い。

愛し合うことに借りはないのだから、お互いに愛し合っていきたい。

愛する天のお父様、あなたの愛をありがとうございます。あなたの愛に制限はありません。愛されるために生きるのではなく、愛されているのだから、愛を与える人となることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。