風を叱りつける方

「イエスは起き上がって風を叱りつけ、湖に『黙れ、静まれ』と言われた。すると風はやみ、すっかり凪になった。」(マルコの福音書 4:39)

ある日の夕方、イエスは弟子たちに「向こう岸へ渡ろう」と言われた。そこで弟子たちは群衆を後に残して、イエスを舟に乗せたままお連れした。ほかの舟も一緒に行った。すると、激しい突風が起こって波が舟の中にまで入り、舟は水でいっぱいになった。

ところがイエスは、船尾で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生。私たちが死んでも、かまわないのですか」と言った。イエスは起き上がって風を叱りつけ、湖に「黙れ、静まれ」と言われた。すると風はやみ、すっかり凪になった。

イエスは彼らに言われた。「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」彼らは非常に恐れて、互いに言った。「風や湖までが言うことを聞くとは、いったいこの方はどなたなのだろうか。」(マルコの福音書 4:35-4)

風や湖までがイエスの言うことを聞くことに弟子たちは驚いた。私たちは目の前の問題に怯え恐れる。神を信頼する信仰は私たちの目を問題ではなく主に向ける。主は問題を治めることができるのだから、主を信頼して歩みたい。

愛する天のお父様、あなたは天地を治めておられる偉大なお方です。あなたに信頼します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。