あなたをつかわす
「すると、主がわたしに言われた、『行きなさい。わたしが、あなたを遠く異邦の民へつかわすのだ』」。」(使徒行伝 22:21)
クリスチャンたちを迫害していたパウロは、旅をつづけてダマスコの近くにきた時に、真昼ごろ、突然、つよい光が天から彼をめぐり照した。 パウロは地に倒れた。そして、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか』と、呼びかける声を聞いた。 その声は言った。『わたしは、あなたが迫害しているナザレ人イエスである』と答えた。
パウロが『主よ、わたしは何をしたらよいでしょうか』と尋ねたところ、主は言われた、『起きあがってダマスコに行きなさい。そうすれば、あなたがするように決めてある事が、すべてそこで告げられるであろう』。
パウロは光の輝きで目がくらみ、何も見えなくなっていたので、連れの者たちに手を引かれながら、ダマスコに行った。
さてダマスコには、律法に忠実でユダヤ人全体に評判のよいアナニヤという人がパウロのところにきて、そばに立ち、『兄弟サウロよ、見えるようになりなさい』と言った。するとその瞬間にパウロの目が開いて、彼の姿が見えた。
アナニヤは言った、「わたしたちの先祖の神が、あなたを選んでみ旨を知らせ、かの義人を見させ、その口から声をお聞かせになった。 それはあなたが、その見聞きした事につき、すべての人に対して、彼の証人になるためである。 そこで今、なんのためらうことがあろうか。すぐ立って、み名をとなえてバプテスマを受け、あなたの罪を洗い落しなさい」。エルサレムにいたパウロに主は言われた、「行きなさい。わたしが、あなたを遠く異邦の民へつかわすのだ」神がパウロに与えた使命は遠く異邦の民にイエスキリストを伝えることであった。
私は現在日本の東京にいて、エルサレムから遠く離れた異邦の地にいる。時代もイエスの時代から二千年という遠い時間が経っている。この地でイエスキリストの福音を聞いて救われ、今度は私が今いる場所でパウロと同じ、イエスキリストを宣べ伝えるという使命をいただいている。
私たちはどの時代の、どの場所であれ、遣わされた場所がある。そこで私たちがなすべきことはイエスキリストの福音を宣べ伝えることだけである。神が人々触れられ、救ってくださる。だから私たちはただイエスキリストの福音を宣べ伝えるだけである。
愛する天のお父様、あなたが私たちを選び、召し、御子イエスの福音を宣べ伝えるようにしてくださいました。この素晴らしい特権を感謝します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。
