主なるわたしは変ることがない
「主なるわたしは変わることがない。それゆえ、ヤコブの子らよ、あなたがたは滅ぼされない。 あなたがたは、その先祖の日から、わが定めを離れて、これを守らなかった。わたしに帰れ、わたしはあなたがたに帰ろうと、万軍の主は言われる。ところが、あなたがたは『われわれはどうして帰ろうか』と尋ねる。」(マラキ書 3:6-7)
主なる神は決して変わることはない。主の私たちに対する愛は変わらず、私たちへの約束、私たちへの契約も変更することがない。主は御子イエスを心に受け入れた者を救ってくださる。
主はヤコブを選ばれ、ヤコブを祝福されたことをマラキは預言した。「主は言われる、「わたしはあなたがたを愛した」と。ところがあなたがたは言う、「あなたはどんなふうに、われわれを愛されたか」。主は言われる、「エサウはヤコブの兄ではないか。しかしわたしはヤコブを愛し、 エサウを憎んだ。かつ、わたしは彼の山地を荒し、その嗣業を荒野の山犬に与えた」。」(マラキ書 1:1-3)
ヤコブはイスラエルと呼ばれたが、ヤコブとはイスラエルの民を指す。ヤコブは滅ぼされないとは、イスラエルは滅ぼされないという約束であり、神がそう言われたのなら、その言葉通りなのである。イスラエルはその先祖の日から主の定めを離れ守らなかったが、それでも主の約束は真実であり、ヤコブは滅ばされることはない。
主が「わたしに帰れ、わたしはあなたがたに帰ろう」と言われたのは、主が決してヤコブを滅ぼさないと言う前提の伴う言葉だ。神の約束は今日のイスラエルの人々、そして神の子どもとされた教会に対しても、主の元に帰るように言われている。不忠実であった私たちのところに主は帰って来てくださる。だから、私たちは「われわれはどうして帰ろうか」などと不忠実な言葉を返すのではなく、「あなたのもとに帰ります」と言い、素直かつ忠実な者でありたい。
愛する天のお父様、あなたは良いお方です。あなたの元に帰ります。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。