恐れるな

「私には分かった。今、彼を遣わしたのは、神ではないと。彼がこの預言を私に伝えたのは、トビヤとサンバラテが彼を買収したからだと。私が恐れて、言われるがままにして罪を犯し、私の悪評が立って、私がそしられるようにするために、彼は買収されたのだった。」(ネヘミヤ記 6:12-13)

ネヘミヤがエルサレムに神殿再建するにあたり、様々な抵抗勢力が出現した。トビヤやサンバラテ、シェマヤ、女預言者ノアデヤや、その他の預言者たち等である。

さてネヘミヤがメヘタブエルの子デラヤの子シェマヤの家に行ったところ、彼は引きこもっていた。そしてこう言った。「神の宮、神殿の中で会い、神殿の戸を閉じておこう。彼らがあなたを殺しにやって来るから。きっと夜分に殺しにやって来る。」

そこでネヘミヤは言った。「私のような者が逃げてよいものか。私のような者で、だれが神殿に入って生き続けるだろうか。私は入らない。」

ネヘミヤは言った。「私には分かった。今、彼を遣わしたのは、神ではないと。彼がこの預言を私に伝えたのは、トビヤとサンバラテが彼を買収したからだと。私が恐れて、言われるがままにして罪を犯し、私の悪評が立って、私がそしられるようにするために、彼は買収されたのだった。わが神よ。トビヤやサンバラテのこれらのしわざと、また、私を恐れさせようとした女預言者ノアデヤや、その他の預言者たちのしわざを覚えていてください。」(ネヘミヤ記 6:10-14)

ネヘミヤは恐れと戦い、勝利した。もし危険を恐れて神殿内で会うことを回避していたら、まんまと抵抗勢力の罠にはまり、自分の命を失うばかりか、神殿再建プロジェクトそのものが行き倒れになってしまった可能性があった。

神の働きは信仰によって進められてゆくものである。私たちが恐れに囚われてしまう時に、神の計画が中止になったり、後退することがある。神が言われたことは恐れずに行いたい。

愛する天のお父様、恐れることなく、勇気を出してあなたの働きを行うことができますように。正しいと思うことを信念持って行うことができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。