求める者には誰にでも与えなさい

「求める者には、だれにでも与えなさい。あなたのものを奪い取る者から、取り戻してはいけません。人からしてもらいたいと望むとおりに、人にしなさい。自分を愛してくれる者たちを愛したとしても、あなたがたにどんな恵みがあるでしょうか。罪人たちでも、自分を愛してくれる者たちを愛しています。」(ルカの福音書 6:30-32)

求める者たちがいる。彼らは自分たちが欲しいから求めているのかもしれないし、必要だから求めているのかもしれない。求められているものは、もしかしたら私たちが大切にしているもの、私たちの生き甲斐、私たちの生活に関わるもの、私たちのアイデンティティとなっているものかもしれない。

相手が無謀な要求をしたり、私たちを貶めたり、あるいは私たちに苦痛を引き起こさせるものを求めてきたら、私たちは拒否反応を示すだろう。

しかし考え方を少し変え、神にその状況を委ねてみるのはどうか?「求める者には、だれにでも与えなさい。あなたのものを奪い取る者から、取り戻してはいけません 。」とイエスは言われたが、何かを求める者に対して私たちは出し惜しみするのではなく、また奪われたとしても取り返してはならないとは、神にすべてを委ねなさいということだろう。

他人に与えるにしても、取り返さないにしても、先ずは祈ることが必要だ。祈って与える、祈ってゆだねることが大切なようだ。

「人からしてもらいたいと望むとおりに、人にしなさい。自分を愛してくれる者たちを愛したとしても、あなたがたにどんな恵みがあるでしょうか。罪人たちでも、自分を愛してくれる者たちを愛しています。」

人からしてもらいたいと望むとおりに、人にする人でありたい。

愛する天のお父様、あなたが私たちに望んでおられることをし、また人が私たちに望んでいることをすることができますように。あなたが私たちをすでに祝福してくださったからです。主イエスキリストの御名によって、アーメン。