動揺したら

「主は再びアハズに告げて言われた、 「あなたの神、主に一つのしるしを求めよ、陰府のように深い所に、あるいは天のように高い所に求めよ」。」(イザヤ書 7:10-11)

私たちは主なる神を信じ、意識し、毎日主と共に歩んでいるだろうか?

スリヤの王レヂンとイスラエルの王ペカとがユダのエルサレムを攻めたが勝つことができなかった。 しかし「スリヤがエフライムと同盟している」と告げる声に王の心と民の心とは風に動かされる林の木のように動揺した。 

その時、主はイザヤに言われた、「今、アハズに会い、 彼に言いなさい、『気をつけて、静かにし、恐れてはならない。レヂンとスリヤおよびレマリヤの子が激しく怒っても、これら二つの燃え残りのくすぶっている切り株のゆえに心を弱くしてはならない。 スリヤはエフライムおよびレマリヤの子と共にあなたにむかって悪い事を企てて言う、 「われわれはユダに攻め上って、これを脅かし、われわれのためにこれを破り取り、タビエルの子をそこの王にしよう」と。主なる神はこう言われる、この事は決して行われない、また起ることはない…もしあなたがたが信じないならば、立つことはできない」。」

(イザヤ書 7:1-9)

そして主なる神はユダのアハズ王に、一つのしるしを求めるように言われた。そのしるしは、陰府のように深い所に、あるいは天のように高い所に求めるということだから、何か大いなるものを求めなさいと言われた。

するとアハズはこのように答えた。「わたしはそれを求めて、主を試みることをいたしません」。」(イザヤ書 7:12) アハズは主が言われたこと、主の命令を拒否したのである。

そこでイザヤは言った、「ダビデの家よ、聞け。あなたがたは人を煩わすことを小さい事とし、またわが神をも煩わそうとするのか。 それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。 その子が悪を捨て、善を選ぶことを知るころになって、凝乳と、蜂蜜とを食べる。 それはこの子が悪を捨て、善を選ぶことを知る前に、あなたが恐れているふたりの王の地は捨てられるからである。 主はエフライムがユダから分れた時からこのかた、臨んだことのないような日をあなたと、あなたの民と、あなたの父の家とに臨ませられる。それはアッスリヤの王である」。」

(イザヤ書 7:13-17)

イザヤはアハズ王とユダの国に起こる悲劇を予言した。そして、まだ遠い未来に、処女が男子を産み、その子はインマヌエルと唱えられるという。そしてこの子が悪を捨て、善を選ぶことを知るころになって、凝乳と、蜂蜜とを食べ、この子が悪を捨て、善を選ぶことを知る前に、アハズが恐れていた、ふたりの王の地シリアとサマリヤは捨てられる、と予言した。

アハズ王に対する預言には、自分の将来に関することと、処女マリアが男子イエスが生み、その頃にはシリアとサマリヤがどうなっているかということが含まれていた。

私たちが周囲の状況を見て動揺し始めるかもしれない。しかし、主は私たちの未来を知っており、私たちに救い主があることを教えてくださる。主に信頼して歩みたい。

愛する天のお父様、あなたを信頼して歩みます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。