知恵と悟り
「知恵に向かって、「あなたはわが姉妹だ」と言い、悟りに向かっては、あなたの友と呼べ。 そうすれば、これはあなたを守って遊女に迷わせず、言葉巧みな、みだらな女に近づかせない。」(箴言 7:4-5)
主なる神が私たちに教える知恵と悟りは、私たちを大きな罪や失敗から守る。
箴言の作者は言った。「わたしはわが家の窓により、格子窓から外をのぞいて、 思慮のない者のうちに、若い者のうちに、ひとりの知恵のない若者のいるのを見た。 彼はちまたを過ぎ、女の家に行く曲りかどに近づき、その家に行く道を、 たそがれに、よいに、また夜中に、また暗やみに歩いていった。 見よ、遊女の装いをした陰険な女が彼に会う。 この女は、騒がしくて、慎みなく、その足は自分の家にとどまらず、 ある時はちまたにあり、ある時は市場にあり、すみずみに立って人をうかがう。
この女は彼を捕えて口づけし、恥しらぬ顔で彼に言う、 「わたしは酬恩祭をささげなければならなかったが、きょう、その誓いを果しました。 それでわたしはあなたを迎えようと出て、あなたを尋ね、あなたに会いました。 わたしは床に美しい、しとねと、エジプトのあや布を敷き、 没薬、ろかい、桂皮をもってわたしの床をにおわせました。 さあ、わたしたちは夜が明けるまで、情をつくし、愛をかわして楽しみましょう。 夫は家にいません、遠くへ旅立ち、 手に金袋を持って出ました。満月になるまでは帰りません」と。
女が多くの、なまめかしい言葉をもって彼を惑わし、巧みなくちびるをもって、いざなうと、 若い人は直ちに女に従った、あたかも牛が、ほふり場に行くように、雄じかが、すみやかに捕えられ、 ついに、矢がその内臓を突き刺すように、鳥がすみやかに網にかかるように、彼は自分が命を失うようになることを知らない。」(箴言 7:6-23)
私たちが言葉や格好、自分の感情に従って大きな失敗をしないために、神の言葉にある知恵と悟りに耳を傾け、兄弟や友のように近く置き、私たちの心に語りかけるようにすることが大切である。
ほふり場に連れて行かれる牛のように、すみやかに捕えられ矢がその内臓を突き刺すように雄じかのように、あるいは、すみやかに網にかかる鳥ように、私たちは自分の命を失わないように、神の知恵と悟りに耳を傾けたい。
愛する天のお父様、私たちをあらゆる誘惑からお守りください。あなたの知恵と悟りに耳を傾け、近くに置き、自分自身を守ることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。