心が転じて神々に従うことがないように
「ソロモン王は多くの外国の女を愛した。すなわちパロの娘、モアブびと、アンモンびと、エドムびと、シドンびと、ヘテびとの女を愛した。 主はかつてこれらの国民について、イスラエルの人々に言われた、「あなたがたは彼らと交わってはならない。彼らもまたあなたがたと交わってはならない。彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせるからである」。しかしソロモンは彼らを愛して離れなかった。 彼には王妃としての妻七百人、そばめ三百人があった。その妻たちが彼の心を転じたのである。 ソロモンが年老いた時、その妻たちが彼の心を転じて他の神々に従わせたので、彼の心は父ダビデの心のようには、その神、主に真実でなかった。」(列王記上 11:1-4)
私たちの神は唯一の神であり、真実の神である。もし私たちが安易に偶像礼拝の影響下に身を置くと、私たちの心は転じて神々を礼拝し始め、私たちの神、主に対する真実さを失ってしまう。
ソロモンには王妃としての妻七百人、そばめ三百人がいて、彼らは外国の女性であり、偶像礼拝する人たちであった。この女性たちを愛したことで、「ソロモンはモアブの神である憎むべき者ケモシのために、またアンモンの人々の神である憎むべき者モレクのためにエルサレムの東の山に高き所を築いた…彼はまた外国のすべての妻たちのためにもそうしたので、彼女たちはその神々に香をたき、犠牲をささげた。」(列王記上 11:7-8)
それゆえ、主はソロモンに言われた、「これがあなたの本心であり、わたしが命じた契約と定めとを守らなかったので、わたしは必ずあなたから国を裂き離して、それをあなたの家来に与える。 しかしあなたの父ダビデのために、あなたの世にはそれをしないが、あなたの子の手からそれを裂き離す。 ただし、わたしは国をことごとくは裂き離さず、わたしのしもべダビデのために、またわたしが選んだエルサレムのために一つの部族をあなたの子に与えるであろう」。 こうして主はエドムびとハダデを起して、ソロモンの敵とされた。彼はエドムの王家の者であった。」(列王記上 11:11-14)
栄華をきわめたソロモンの最期は、敵対者の囲まれる悲しいものだった。心が転じて偶像礼拝をするなら、神は悲しむ。私たちは主に対して真実な人生を送りたい。
愛する天のお父様、私たちの心を転じさせて、あなたから離れてしまうことがありませんように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。