神のことを思う

そのときからイエスは、ご自分がエルサレムに行って、長老たち、祭司長たち、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、三日目によみがえらなければならないことを、弟子たちに示し始められた。すると、ペテロはイエスをわきにお連れして、いさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあなたに起こるはずがありません。」しかし、イエスは振り向いてペテロに言われた。「下がれ、サタン。あなたは、わたしをつまずかせるものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」(マタイの福音書 16:21-23)

イエスは、多くの苦しみを受け、殺され、三日目によみがえらなければならないことを伝えると、直前に「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます」「わたしはあなたに天の御国の鍵を与えます」(16:18-19)と言われたばかりのペテロは、「主よ、とんでもないことです。そんなことがあなたに起こるはずがありません。」とイエスの言葉を否定した。これは、ペテロが神のことを思わず人のことを思っていたからである。

そのペテロの内に働き、神の働きを否定したサタンに対して「下がれ、サタン。あなたは、わたしをつまずかせるものだ。」と言った。

サタン、悪魔は神に敵対し、神の働きを否定する。イエスの十字架はサタンが最も恐れ、最も忌避するものである。それは十字架はイエスの勝利であり、サタンの敗北を表すものだからである。

私たちは常に人間的な思いで物事を考えるのか、あるいは神の御心や計画によって物事を考えるのか選択を迫られる。私たちは神のことを思う選択をし続けたい。

愛する天のお父様、あなたの御心、あなたのご計画を求めます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。