あらゆる病気や患い
「むしろ、イスラエルの家の失われた羊のところに行け。 行って、『天国が近づいた』と宣べ伝えよ。 病人をいやし、死人をよみがえらせ、重い皮膚病にかかった人をきよめ、悪霊を追い出せ。ただで受けたのだから、ただで与えるがよい。」(マタイによる福音書 10:6-8)
イエスは十二弟子を呼び寄せて様々な権威をお授けになった。イエスが与えられた権威は、汚れた霊を追い出すこと、あらゆる病気を癒すこと、あらゆるわずらいをいやすことである。(10:1)
そしてご自身の十二弟子たちには、異邦人のところではなく、イスラエルの家の失われた羊のところに行けと言われた。そこでは『天国が近づいた』と宣べ伝えるように言われた。
イエスが公生涯を開始された時に引用したイザヤ書の言葉に「天国が近づいた」言葉の意味がある。
「神である主の霊がわたしの上にある。貧しい人に良い知らせを伝えるため、心の傷ついた者を癒やすため、主はわたしに油を注ぎ、わたしを遣わされた。捕らわれ人には解放を、囚人には釈放を告げ、主の恵みの年、われらの神の復讐の日を告げ、すべての嘆き悲しむ者を慰めるために。シオンの嘆き悲しむ者たちに、灰の代わりに頭の飾りを、嘆きの代わりに喜びの油を、憂いの心の代わりに賛美の外套を着けさせるために。彼らは、義の樫の木、栄光を現す、主の植木と呼ばれる。」 (イザヤ書 61:1-3)
弟子たちに命じられたのは、「病人をいやし、死人をよみがえらせ、重い皮膚病にかかった人をきよめ、悪霊を追い出せ」ということだった。
あらゆる病気や患いを癒やすために主は私たちを遣わされた。そこには医療的な施術、投薬、心理治療も含まれる。人々の患いや悩みを聞き、祈って悪霊を追い出しが必要かもしれない。何よりも癒し主なるイエスらに灰の代わりに頭の飾りを、嘆きの代わりに喜びの油を、憂いの心の代わりに賛美の外套を着けていただこう。
愛する天のお父様、あなたの御名を賛美します。私たちの嘆きや悲しみを慰めと解放と癒しに変えてください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。