成功との引換

「ダビデはどこでもサウルがつかわす所に出て行って、てがらを立てたので、サウルは彼を兵の隊長とした。それはすべての民の心にかない、またサウルの家来たちの心にもかなった。 人々が引き揚げてきた時、すなわちダビデが、かのペリシテびとを殺して帰った時、女たちはイスラエルの町々から出てきて、手鼓と祝い歌と三糸の琴をもって、歌いつ舞いつ、サウル王を迎えた。 女たちは踊りながら互に歌いかわした、 「サウルは千を撃ち殺し、 ダビデは万を撃ち殺した」。 サウルは、ひじょうに怒り、この言葉に気を悪くして言った、「ダビデには万と言い、わたしには千と言う。この上、彼に与えるものは、国のほかないではないか」。 サウルは、この日からのちダビデをうかがった。」(サムエル記上 18:5-9)

ダビデは主に祝福され、どこでもサウルがつかわす所に出て行って手柄を立てたので、サウルは彼を兵の隊長とした。ダビデはサウロのもとで昇進したのであった。このことはすべての民の心にかない、またサウルの家来たちの心にもかなったのだから、誰もが認める昇進であった。

イスラエルの女たちが、「サウルは千を撃ち殺し、 ダビデは万を撃ち殺した」と歌い、舞うと、比較されたサウロは不機嫌になり、その日からのちダビデをうかがい、

サウルは「ダビデを壁に刺し通そう」と思って、そのやりをふり上げた。しかしダビデは二度身をかわしてサウルを避けた。(サムエル記上 18:11)

ダビデは昇進と賛美を引き換えに妬みを買った。ダビデは何も悪いことをしていないが、若輩と張り合うサウロはダビデの命を狙うほど執拗にダビデを追いかけ回した。

私たちが成功する時、人々から賞賛を浴び、人々の注目の的となる。しかし、成功と引換に得るものとして嫉妬があり、私たちのやり方が間違えば、健康や家族などを損なう可能性もある。

私たちは最も大切なものを犠牲にすることなく、大切にしたい。

愛する天のお父様、あなたは祝福を感謝します。私たちも祝福を与えることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。