誓いを重んじる

「エフタは主に誓願を立てて言った、「もしあなたがアンモンの人々をわたしの手にわたされるならば、 わたしがアンモンの人々に勝って帰るときに、わたしの家の戸口から出てきて、わたしを迎えるものはだれでも主のものとし、その者を燔祭としてささげましょう」。」

(士師記 11:30-31)

「時に主の霊がエフタに臨み、エフタはギレアデおよびマナセをとおって、ギレアデのミヅパに行き、ギレアデのミヅパから進んでアンモンの人々のところに行った。 エフタは主に誓願を立てて言った、「もしあなたがアンモンの人々をわたしの手にわたされるならば、 わたしがアンモンの人々に勝って帰るときに、わたしの家の戸口から出てきて、わたしを迎えるものはだれでも主のものとし、その者を燔祭としてささげましょう」。

 エフタはアンモンの人々のところに進んで行って、彼らと戦ったが、主は彼らをエフタの手にわたされたので、 アロエルからミンニテの附近まで、二十の町を撃ち敗り、アベル・ケラミムに至るまで、非常に多くの人を殺した。こうしてアンモンの人々はイスラエルの人々の前に攻め伏せられた。」(士師記 11:29-33)

「やがてエフタはミヅパに帰り、自分の家に来ると、彼の娘が鼓をもち、舞い踊って彼を出迎えた。彼女はエフタのひとり子で、ほかに男子も女子もなかった。 エフタは彼女を見ると、衣を裂いて言った、「ああ、娘よ、あなたは全くわたしを打ちのめした。わたしを悩ますものとなった。わたしが主に誓ったのだから改めることはできないのだ」。」(士師記 11:34-35)

「娘は言った、「父よ、あなたは主に誓われたのですから、主があなたのために、あなたの敵アンモンの人々に報復された今、あなたが言われたとおりにわたしにしてください」。 娘はまた父に言った、「どうぞ、この事をわたしにさせてください。すなわち二か月の間わたしをゆるし、友だちと一緒に行って、山々をゆきめぐり、わたしの処女であることを嘆かせてください」。 エフタは「行きなさい」と言って、彼女を二か月の間、出してやった。彼女は友だちと一緒に行って、山の上で自分の処女であることを嘆いたが、 二か月の後、父のもとに帰ってきたので、父は誓った誓願のとおりに彼女におこなった。彼女はついに男を知らなかった。 これによって年々イスラエルの娘たちは行って、年に四日ほどギレアデびとエフタの娘のために嘆くことがイスラエルのならわしとなった。」(士師記 11:36-40)

なんとも悲しい話である。出自も遊女から生まれ、やくざ者たちと共に略奪行為を繰り返して生活していたエフタは、主に誓願を立てて戦い、主は彼らをエフタの手にわたされたので、 エフタは二十の町を撃ち敗り、軍事的成功を手にした。しかし自分の家に来ると彼の娘が鼓をもち舞い踊って彼を出迎え、エフタは誓願通り自分の娘を燔祭としてささげなければならなかった。

あらゆる成功を手にしても、どうしても悲しみを避けて通れないことが私たちの人生に起こる。アンモン人に勝利するために主に誓願を立てたが、それが災いして愛娘の命を犠牲にした。

私たちはあらゆるものを手に入れるために代償を払うが、自分がやろうとしていることが本当に神の道に従っているかどうか吟味し確認していかなければならない。私たちの人生を主に委ねて歩もう。

愛する天のお父様、あなたの御心を知り、あなたの御心を行う者としてください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。