人がその子を抱くように

「その時、わたしはあなたがたに言った、『彼らをこわがってはならない。また恐れてはならない。 先に立って行かれるあなたがたの神、主はエジプトにおいて、あなたがたの目の前で、すべてのことを行われたように、あなたがたのために戦われるであろう。 あなたがたはまた荒野で、あなたの神、主が、人のその子を抱くように、あなたを抱かれるのを見た。あなたがたが、この所に来るまで、その道すがら、いつもそうであった』。」(申命記 1:29-31)

主がイスラエルの民に与えようとした土地について主は言われた。「身をめぐらして道に進み、アモリびとの山地に行き、その近隣のすべての所、アラバ、山地、低地、ネゲブ、海べ、カナンびとの地、またレバノンに行き、大川ユフラテにまで行きなさい。 見よ、わたしはこの地をあなたがたの前に置いた。この地にはいって、それを自分のものとしなさい。これは主が、あなたがたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓って、彼らとその後の子孫に与えると言われた所である』。」(申命記 1:7-8)

西は地中海から東はイラクにあるユーフラテス川、北はレバノンから南は紅海までと、主は実に広大な地をイスラエルの民に与えようとされた。

「しかし、あなたがたは上って行くことを好まないで、あなたがたの神、主の命令にそむいた。 そして天幕でつぶやいて言った。『主はわれわれを憎んでアモリびとの手に渡し、滅ぼそうとしてエジプトの国から導き出されたのだ。 われわれはどこへ上って行くのか。兄弟たちは、「その民はわれわれよりも大きくて、背も高い。町々は大きく、その石がきは天に届いている。われわれは、またアナクびとの子孫をその所で見た」と言って、われわれの心をくじいた』。」(申命記 1:26-28)

イスラエルの民は新しい土地に入ることを恐れ、主のことを悪く言い始めた。もし人々を恐れるなら、私たちは主に背き、主を信頼せず不信仰に陥り、人々の心を挫くことになる。

「その時、わたしはあなたがたに言った、『彼らをこわがってはならない。また恐れてはならない。 先に立って行かれるあなたがたの神、主はエジプトにおいて、あなたがたの目の前で、すべてのことを行われたように、あなたがたのために戦われるであろう。 あなたがたはまた荒野で、あなたの神、主が、人のその子を抱くように、あなたを抱かれるのを見た。あなたがたが、この所に来るまで、その道すがら、いつもそうであった』。」(申命記 1:29-31)

主はイスラエルの民に恐れるなと言われた。主なる神は人がその子を抱くようにイスラエルの民を抱かれ、その道すがらいつもそのように導いてくださった。

主は私たちを親が子を抱いて守るように私たちを守ってくださる。だから人を恐れないようにしたい。主を信頼して歩もう。

愛する天のお父様、あなたを信頼します。あなたは、いつも私たちを抱くようにして不安な場所を歩んでくださいます。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。