霊の働き

「しかし、聖霊をけがす者は、いつまでもゆるされず、永遠の罪に定められる」。 そう言われたのは、彼らが「イエスはけがれた霊につかれている」と言っていたからである。」(マルコによる福音書 3:29-30)

聖書は霊の働きについて明確に語る。

イエスは弟子たちと共にガリラヤ湖に退かれると、ガリラヤやユダヤ、 エルサレムやイドマヤから、更にヨルダンの向こうから、ツロ、シドンのあたりからも、おびただしい群衆がイエスのなさっていることを聞いてイエスの元にきた。  

イエスは多くの人をいやされたので、病苦に悩む者は皆イエスにさわろうとして、押し寄せてきた」( 3:10) そして汚れた霊どもはイエスを見るごとに、みまえにひれ伏し、叫んで、「あなたこそ神の子です」と言った。(3:11)「イエスが家にはいられると、 群衆がまた集まってきたので、一同は食事をする暇もないほどであった。 身内の者たちはこの事を聞いて、イエスを取押えに出てきた。気が狂ったと思ったからである。 また、エルサレムから下ってきた律法学者たちも、「彼はベルゼブルにとりつかれている」と言い、「悪霊どものかしらによって、悪霊どもを追い出しているのだ」とも言った。

多くの群衆が集うと同時に霊の動きがあり、混乱している様子が見受けられる。

 そこでイエスは彼らを呼び寄せ、たとえをもって言われた、「どうして、サタンがサタンを追い出すことができようか。 もし国が内部で分れ争うなら、その国は立ち行かない。 また、もし家が内わで分れ争うなら、その家は立ち行かないであろう。 もしサタンが内部で対立し分争するなら、彼は立ち行けず、滅んでしまう。 だれでも、まず強い人を縛りあげなければ、その人の家に押し入って家財を奪い取ることはできない。縛ってからはじめて、その家を略奪することができる。 」(3:23-27)

強い人とは悪霊たちを統括するサタン、悪魔だろう。悪魔を縛り上げることができるのは、私たちの力ではない。死に打ち勝ち、勝利されたイエスキリストの御名によらなければ勝利することはできない。

悪魔や悪霊の働きを恐れる必要はない。イエスは十字架の死から三日目に甦られたので、私たちはイエスの御名によってサタンを縛り上げ、悪霊を追い出すことができる。

だから私たちは「イエスはけがれた霊につかれている」と言って聖霊をけがしてはならない」(3:30) イエスは神の御子であるから汚れた霊に取り憑かれることはない。イエスは汚れた霊に憑かれていると言うのは悪霊の働きである。私たちが神の霊なる聖霊を受け入れ、満たされて歩むなら悪魔の働きを退けることができる。 

愛する天のお父様、あなたの御子イエスが私たちを救い、私たちを病や悪霊の働きから解き放ち、私たちをイエスの御名によって、悪しき霊を追い出すことができます。イエスこそ神の御子、救い主キリストです。イエスの御名によって、アーメン。