目から鱗

「しかし、主は仰せになった、「さあ、行きなさい。あの人は、異邦人たち、王たち、またイスラエルの子らにも、わたしの名を伝える器として、わたしが選んだ者である。」(使徒行伝 9:15)

ダマスコにアナニヤというひとりの弟子がいた。この人に主が幻の中に現れて、「アナニヤよ」とお呼びになった。彼は「主よ、わたしでございます」と答えた。

 そこで主が彼に言われた、「立って、『真すぐ』という名の路地に行き、ユダの家でサウロというタルソ人を尋ねなさい。彼はいま祈っている。 彼はアナニヤという人がはいってきて、手を自分の上において再び見えるようにしてくれるのを、幻で見たのである」。   

アナニヤは答えた、「主よ、あの人がエルサレムで、どんなにひどい事をあなたの聖徒たちにしたかについては、多くの人たちから聞いています。 そして彼はここでも、御名をとなえる者たちをみな捕縛する権を、祭司長たちから得てきているのです」。 

しかし、主は仰せになった、「さあ、行きなさい。あの人は、異邦人たち、王たち、またイスラエルの子らにも、わたしの名を伝える器として、わたしが選んだ者である。 わたしの名のために彼がどんなに苦しまなければならないかを、彼に知らせよう」。

そこでアナニヤは、出かけて行ってその家にはいり、手をサウロの上において言った、「兄弟サウロよ、あなたが来る途中で現れた主イエスは、あなたが再び見えるようになるため、そして聖霊に満たされるために、わたしをここにおつかわしになったのです」。 

するとたちどころに、サウロの目から、うろこのようなものが落ちて、元どおり見えるようになった。そこで彼は立ってバプテスマを受け」(使徒行伝 9:10-18)た。

アナニヤはサウロに会うことに躊躇した。それは、「サウロは、なおも主の弟子たちに対する脅迫、殺害の息をはずませながら、大祭司のところに行って、 ダマスコの諸会堂あての添書を求めた。それは、この道の者を見つけ次第、男女の別なく縛りあげて、エルサレムにひっぱって来るためで」(使徒行伝 9:1-2)、キリストの信者たちはサウロのことを恐れていた。

ダマスコの途上で、突然天から光がさして、サウロをめぐり照し、 サウロは地から起き上がって目を開いてみたが、何も見えなかったため、人々は彼の手を引いてダマスコへ連れて行(使徒行伝 9:3, 8)ったのである。

アナニヤがサウロのために祈ると、サウロの目から鱗のようなものが落ちて、元どおり見えるようになった。

私たちが神の命令に従う時、また主の御名によって、祈る時、身体に変化が起こり、癒しや回復が起きる。感情的には絶対に嫌だと思う中でも、神に従うなら、神の計画が私たちを待っている。

神は私たちに、それでも従うか?とチャレンジされる。神の計画を素晴らしさに目をとめて神に従う者となりたい。

愛する天のお父様、あなたに信頼し、またあなたに従う者としてください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。