タイトル: 忍耐によって自分のいのちを勝ち取りなさい。
タイトル: 忍耐によって自分のいのちを勝ち取りなさい。
聖句:”さて、宮が美しい石や奉納物で飾られている、と何人かが話していたので、イエスは言われた。 「あなたがたが見ているこれらの物ですが、どの石も崩されずに、ほかの石の上に残ることのない日が、やって来ます。」 そこで彼らはイエスに尋ねた。「先生、それでは、いつ、そのようなことが起こるのですか。それが起こるときのしるしは、どのようなものですか。」 イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れて、『私こそ、その者だ』とか『時は近づいた』とか言います。そんな人たちの後について行ってはいけません。 戦争や暴動のことを聞いても、恐れてはいけません。まず、それらのことが必ず起こりますが、終わりはすぐには来ないからです。」 それから、イエスは彼らに言われた。「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、 大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい光景や天からの大きなしるしが現れます。 しかし、これらのことすべてが起こる前に、人々はあなたがたに手をかけて迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために、あなたがたを王たちや総督たちの前に引き出します。 それは、あなたがたにとって証しをする機会となります。 ですから、どう弁明するかは、あらかじめ考えない、と心に決めておきなさい。 あなたがたに反対するどんな人も、対抗したり反論したりできないことばと知恵を、わたしが与えるからです。 あなたがたは、両親、兄弟、親族、友人たちにも裏切られます。中には殺される人もいます。 また、わたしの名のために、すべての人に憎まれます。 しかし、あなたがたの髪の毛一本も失われることはありません。 あなたがたは、忍耐することによって自分のいのちを勝ち取りなさい。” ルカの福音書 21章5~19節 聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
観察:
これから弟子たちが直面するであろうことについてイエス様は警告を発しています。とても興味深い内容です。宮が美しい石や奉納物で飾られている、と弟子たちの何人かが話していました。私たちの関心事がイエス様のそれと違うことはよくあります。宮の素晴らしさが弟子たちの関心を引いていました。その素晴らしさに、イエス様は、その素晴らしく飾られた宮は、彼らの助けとはならないと明言されています。イエス様は実際にはこう言われました。 「あなたがたが見ているこれらの物ですが、どの石も崩されずに、ほかの石の上に残ることのない日が、やって来ます。」宮は、その当時のユダヤの人たちにとって彼らの日々の生活の中心となる存在でした。
私たちが、自分の興味や信頼をおくものすべては、いつの日かすべて滅びてしまいます。私たちは皆、選択肢を持っています。 私たちが着飾るか、私たちが興味のあることに取り込まれるのか、それともイエス様の関心事に取り込まれるのか。弟子たちは、宮の石がすべて崩れ落ちる時の前兆についてイエス様に尋ねています。それに対し、イエス様はこう警告しています。「その時がやって来た時、だまされないように気をつけていなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れて、『私こそ、その者だ』とか『時は近づいた』とか言います。」イエス様は、彼らの人生がどのようなものになるのか、その現実について話をしています。
イエス様に従う者たちの人生は楽ではありません。イエス様は、そんな信者たちも騙されてしまうことがあると言っています。弟子たちは逮捕され、牢につながれると。そして、イエス様の名のために、彼らは王たちや総督たちの前に連れ出されると。
彼らの上に降りかかる困難は、それが
彼らにとっての証しをする機会となります。私たちは、私たちのうちにおられるイエス様のゆえに困難に直面します。私たちのキリストの証は続けなければなりません。このイエス様のみことばは、私がイエス様に従うとき、人生の現実として困難に直面するための備えをするようにと私を励ましてくれています。イエス様が、困難な状況がやってくる時への励ましを弟子たちにこう語っています。 · 惑わされないように気をつけなさい。· わたしこそイエスだという、そんな人たちの後について行ってはいけません· 戦争や暴動のことを聞いても、恐れてはいけません。まず、それらのことが必ず起こりますが、終わりはすぐには来ないからです。· 人々はあなたがたに手をかけて迫害する。· どう弁明するかは、あらかじめ考えない、と心に決めておきなさい。 · あなたがたに反対するどんな人も、対抗したり反論したりできないことばと知恵を、わたしが与える。· あなたがたは、家族や友人たちにも裏切られます。中には殺される人もいます。· あなたがたの髪の毛一本も失われることはありません。· 忍耐することによって自分のいのちを勝ち取ること。
これらは、イエス様に従う者として受け入れなければならない力強い現実であり、真理です。イエス様は、イエス様に従うときに払わなければならない代償を数えなさい、盲目的に従うことのないようにしなさい、と教えられました。代償を数えると言うのは、あることが自分がしたいことなのか、自分の頭の中で計算することです。私の信仰は知的なものでなければなりません。決して、盲目的に従うことが信仰ではないのです。イエス様は明快な警告を与えています。ある人たちは殺されてしまうと。これは、私たち今の時代に生きる弟子たちの目によくは映りません。
なんというチャレンジなのでしょう。
適用: イエス様の本当の弟子の人生に関する重大さを教えられました。将来直面することがなんであれ、それに対して「Yes」と言える弟子になっていきたいと思います。 私は、どんな困難な時であってもイエス様の証人であることをやめません。人生がチャレンジングなものだと思える時でも「Yes」と言えるようなイエス様に従う者となりたいです。日々、イエス様のための証人となることを選んでいきます。
祈り: イエス様、物事が困難な時でもあなたの証人となることが私の祈りです。あなたが私に与えてくださった人生をもって、あなたに従うこととはどう言うことなのか、私に教え続けてください。あなたの証人となりたいです。忍耐することで命を勝ち取りたいです。人々があなたに引き寄せられていくよう、最後まであなたの人生を生きていきたいです。私が、あなたとあなたの御国にとって忠実な証人となれるよう、助けてください。 あなたのみ名によって祈ります。アーメン!