タイトル:  プライドで人生を台無しにしないように

タイトル:  プライドで人生を台無しにしないように

聖句:”次のような主のことばが私にあった。 「人の子よ。ツロの王について哀歌を唱えて、彼に言え。神である主はこう言われる。あなたは全きものの典型であった。知恵に満ち、美の極みであった。 あなたは神の園、エデンにいて、あらゆる宝石に取り囲まれていた。赤めのう、トパーズ、ダイヤモンド、緑柱石、縞めのう、碧玉、サファイア、トルコ石、エメラルド。あなたのタンバリンと笛は金で作られ、これらはあなたが創造された日に整えられた。 わたしは、油注がれた守護者ケルビムとしてあなたを任命した。あなたは神の聖なる山にいて、火の石の間を歩いていた。 あなたの行いは、あなたが創造された日から、あなたに不正が見出されるまでは、完全だった。” エゼキエル書 28章11~15節 聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

観察:
            ツロの王に対して哀歌が捧げられました。ツロの王は正義の道を歩み、多くの素晴らしいことを成し遂げました。前述の哀歌の中で、ツロの王は守護者ケリビム、神の聖なる山にいた、油そそがれたケリビムと呼ばれていました。彼の当初の正しさたるや非常に印象的でありました。彼は全き者の典型、知恵に満ち、美の極みであった。彼は神の園であるエデンにいたと。
           彼は、あらゆる宝石に囲まれていました。エゼキエルはツロの王を飾っていた宝石のリストを作っています。彼のタンバリンと笛は金で作られ、これらはあなたが創造された日に整えられました。 神様は、油注がれた守護者ケルビムとして彼をを任命しました。彼は神の聖なる山にいて、火の石の間を歩いていました。彼の行いは、あなたが創造された日から、あなたに不正が見出されるまでは、完全でした。
            この哀歌はツロの王に対するものでした。ツロの王は、最初は良いスタートを切ったものの、裕福になり、繁栄を遂げると、高慢になって行きました。

高慢になったせいで王が失墜したことは、私たちすべてにとって教訓となる物語です。

しかし、ツロの王について言及されたことは、王そのものというよりは、その中にある邪悪な性質そのものを明らかにしたものです。それは、サタンに従う人々を通して、その働きがどのように現れるかが明らかになったことです。ツロの王の人生は順風満帆でした。すべてが順調に進んでいましたが、彼の中に悪が目を出し始めたのです。             ツロの王の中に見つかった悪は、サタンの中にあったプライドでした。プライドは静かに私たちに忍び寄ってくます。プライドは全ての上に自分を高く位置させようとします。プライドは、全ての良いものを破壊します。 多くの場合、裕福になるまでの間は、神様との関係もうまく行きます。しかし、裕福になってしまうと、人は神様のことを忘れてしまいます。プライドの霊の力が、私たちの人生における神様の臨在が徐々に侵食してきます。神様に属しないものは全てプライドです。神様は高慢な人を拒絶します。

私たちの人生における霊的な戦いは、厳しい現実です。これはツロの王に対する哀歌ですが、彼を支配している傲慢な態度の背後に実際に誰がいるのかを明らかにしています。信者は、神様との関係において、サタンがどれほど私たちに敵対しようとしているかを、常に意識していなければなりません。  私たちは人生において神様の霊を現すか、それともサタンの霊を現すかのどちらかです。神様は私たち一人一人を創造しましたが、私たち全員が神様の子供というわけではありません。神様に属さない人たちは、彼らの父である悪魔の子供です。 私たちは皆、神様の似姿として創造されましたが、皆が神様の子ではないことは明らかです。 プライドは神様の子には相応しくないのです。適用:            私は今日、信者の人生におけるプライドの危険性を学びました。プライドは神様にに反抗し、したがって神様もプライドの高い者を拒絶します。私は、神様の助けなしにはプライドという霊に立ち向かうことができないことを自覚しています。私は、高ぶって自分を他人より優れているという意識が芽生える誘惑に抵抗し続けます。私は、プライドよりも謙虚さを選ぶ神様の子どもになりたいです。  
祈り:            天のお父様、高ぶった心の危険性を思い起こさせてくださり感謝します。どうか、私が常にプライドを抑え、あなたの前で謙虚に生きる人間になれるよう助けてください。あなたの謙虚さを教えてください。私の人生において悔い改めなければならない点を引き続き明白にし、あなたとの正しい関係を持つことができるよう助けてください。あなたの聖霊が私に語りかけ続け、私が日々あなたの前に謙虚でいられるように助けてください。  イエス様、私にはあなたが必要です。アーメン!