荒れ跡のきつね
「人の子よ、イスラエルの預言者たちに向かって預言せよ。すなわち自分の心のままに預言する人々に向かって、預言して言え、『あなたがたは主の言葉を聞け』。」(エゼキエル書 13:2)
主なる神はこう言われる、なにも見ないで、自分の霊に従う愚かな預言者たちはわざわいだ。 イスラエルよ、あなたの預言者たちは、荒れ跡にいるきつねのようだ。 あなたがたは主の日に戦いに立つため、破れ口にのぼらず、またイスラエルの家のために石がきを築こうともしない。 彼らは虚偽を言い、偽りを占った。彼らは主が彼らをつかわさないのに『主が言われる』と言い、なおその言葉の成就することを期待する。 あなたがたはむなしい幻を見、偽りの占いを語り、わたしが言わないのに『主が言われる』と言ったではないか」。」(エゼキエル書 13:3-7)
何も見ないで、主の啓示や幻を見ないで、自分の霊に従うのは実に愚かなことである。だから預言者という人たちが本当に主の言葉を語るのか、あるいは自分の心のままに語るのか、語る方も聞く方もよく吟味しなければならない。
私たちは、主の日に戦いに立つため、破れ口にのぼり、主の家のために石がきを築かなければならないのに、まるで荒れ跡にいるきつねのように、何もしない。いやむしろ困り事を引き起こす。虚偽を言い、偽りを占い、主がつかわさないのに『主が言われる』と言い、なおその言葉の成就することを期待する。むなしい幻を見、偽りの占いを語り、主が言わないのに『主が言われる』と言うことである。
特に預言者は主の言葉を民に語る大役と責任があるのに、自分の心のままを話すのは、災いでしかない。だから私たちが人々に語る時は、よくよく注意し、主の言葉を語らなければならない。
愛する天のお父様、あなたの言葉をよく聞くことができますように。私が自分の心のままに虚しい言葉を語ることがありませんように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。