起きて、あなたの床を取りあげ、そして歩きなさい
「イエスは彼に言われた、「起きて、あなたの床を取りあげ、そして歩きなさい」。 すると、この人はすぐにいやされ、床をとりあげて歩いて行った。 その日は安息日であった。」(ヨハネによる福音書 5:8-9)
「エルサレムにある羊の門のそばに、ヘブル語でベテスダと呼ばれる池があった。そこには五つの廊があった。 その廊の中には、病人、盲人、足なえ、やせ衰えた者などが、大ぜいからだを横たえていた。〔彼らは水の動くのを待っていたのである。 それは、時々、主の御使がこの池に降りてきて水を動かすことがあるが、水が動いた時まっ先にはいる者は、どんな病気にかかっていても、いやされたからである。〕
さて、そこに三十八年のあいだ、病気に悩んでいる人があった。 イエスはその人が横になっているのを見、また長い間わずらっていたのを知って、その人に「なおりたいのか」と言われた。 この病人はイエスに答えた、「主よ、水が動く時に、わたしを池の中に入れてくれる人がいません。わたしがはいりかけると、ほかの人が先に降りて行くのです」。
イエスは彼に言われた、「起きて、あなたの床を取りあげ、そして歩きなさい」。 すると、この人はすぐにいやされ、床をとりあげて歩いて行った。 その日は安息日であった。」(ヨハネによる福音書 5:2-9)
イエスが病気に苦しんでいる人に、「起きて、あなたの床を取りあげ、そして歩きなさい」と言った言葉には神の権威が表れている。
病の人が癒されるために取った行動は、起きることだった。私たちが癒されたら、また癒しを体験するために、起きることが大切である。
床を取りあげる行為は過去との訣別を意味する。回復したら、病床を片付け、日常生活の準備をしなければならない。
そして歩き出すのである。歩くことは健康に良い。筋力の回復のために、リハビリテーションのために歩き、歩き続けるのである。
イエスキリストは権威を持って私たちを癒してくださる。私たちは癒しだけではなく、癒す権威も与えられている。悪魔の働きをイエスキリストの権威によって退け、イエスの勝利を喜び、感謝して歩みたい。
愛する天のお父様、あなたの癒しを感謝します。また人を癒す権威を用いて悪魔の働きを退け、あなたの働きが表されますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。