タイトル: あなたのうちに生きる朽ちることのない命

タイトル: あなたのうちに生きる朽ちることのない命

聖句:

 11 さて、もしレビ系の祭司職によって完全に到達できたのだったら、――民はそれを基礎として律法を与えられたのです。――それ以上何の必要があって、アロンの位でなく、メルキゼデクの位に等しいと呼ばれる他の祭司が立てられたのでしょうか。 

 12 祭司職が変われば、律法も必ず変わらなければなりませんが、 

 13 私たちが今まで論じて来たその方は、祭壇に仕える者を出したことのない別の部族に属しておられるのです。 

 14 私たちの主が、ユダ族から出られたことは明らかですが、モーセは、この部族については、祭司に関することを何も述べていません。 

 15 もしメルキゼデクに等しい、別の祭司が立てられるのなら、以上のことは、いよいよ明らかになります。 

 16 その祭司は、肉についての戒めである律法にはよらないで、朽ちることのない、いのちの力によって祭司となったのです。 

 17 この方については、こうあかしされています。「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である。」 

 18 一方で、前の戒めは、弱く無益なために、廃止されましたが、 

 19 ――律法は何事も全うしなかったのです。――他方で、さらにすぐれた希望が導き入れられました。私たちはこれによって神に近づくのです。 

 20 また、そのためには、 はっきりと誓いがなされています。 

 21 ――彼らのばあいは、誓いなしに祭司となるのですが、主のばあいには、主に対して次のように言われた方の誓いがあります。「主は誓ってこう言われ、みこころを変えられることはない。『あなたはとこしえに祭司である。』」―― 

 22 そのようにして、イエスは、さらにすぐれた契約の保証となられたのです。 

 23 また、彼らのばあいは、死ということがあるため、務めにいつまでもとどまることができず、大ぜいの者が祭司となりました。 

 24 しかし、キリストは永遠に存在されるのであって、変わることのない祭司の務めを持っておられます。 

 25 したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。 

 26 また、このようにきよく、悪も汚れもなく、罪人から離れ、また、天よりも高くされた大祭司こそ、私たちにとってまさに必要な方です。 

 27 ほかの大祭司たちとは違い、キリストには、まず自分の罪のために、その次に、民の罪のために毎日いけにえをささげる必要はありません。というのは、キリストは自分自身をささげ、ただ一度でこのことを成し遂げられたからです。 

 28 律法は弱さを持つ人間を大祭司に立てますが、律法のあとから来た誓いのみことばは、永遠に全うされた御子を立てるのです。 

(ヘブル 7:11—28 NIV)

観察:

       ヘブル人への手紙の著者は、ヘブルの信者たちが歴史上の二つの祭司職をそれぞれ説明しています。一つはメルキゼデクの位に従った祭司職であり、もう一つはアロンの位に従った祭司職です。アロンはレビ族の出身ですが、メルキゼデクの位に従った祭司はユダ族の子孫です。興味深いことに、祭司職を務めた祭司たちは全員レビ族の出身でした。しかし、ユダ族を含むイスラエルの他の部族からは、祭司として仕えた者は一人もいません。

       レビ族の祭司職に就いた祭司たちは、祖先に関する規定に基づいて祭司となったのに対し、メルキゼデクの位に従った祭司は、朽ちることのない命の力に基づいて祭司となったのです。 メルキゼデクの位に従う新しい祭司は、朽ちることのない永遠の命の力とともにやって来ます。 アロンの祭司の職のもとにあった律法は、命をもたらすことはありません。そして、完全性も備えていないため、弱く、無益なものです。

       しかし、メルキゼデク位に従うキリストの祭司職は、神様ご自身からの誓約を伴います。この誓いは、この祭司であるキリストは永遠であることを宣言しています。アロンの祭司の後に続いた他の者たちは皆死に、別の者が彼らの代わりを務めます。キリストは、永遠に祭司となるという神様の誓約により、私たちに朽ちない永遠の命ももたらします。  

       永遠の司祭であるキリストが私の人生にもたらす素晴らしい祝福を読むことができて、私は祝福されています。

·      キリストは律法よりも私たちを神様に近づけてくれます。

·      キリストは私にもっと大きな希望を与えてくれます。

·      キリストは、ご自身を通して神様のもとに来る者を完全に救うことができるのです

·      キリストはいつも私たちのために執り成しをするために生きています

·      キリストは、本当に私たちの必要を満たしてくれる

·      イエス様は一度に限りご自身を捧げることで、私たちの罪のための犠になりました。

       これはキリストを信頼する者にとっての保証となるものです。父なる神様は、イエス様が永遠の祭司であり、決して死ぬことはないと誓われました。イエス様は私たちに朽ちることのない命の力をもたらしてくれます。全身全霊でイエス様を信じることができるという、なんと素晴らしい確信でしょう。それはイエス様がどのような方であるか、そしてイエス様が私たちに救いをもたらす力を持っていることを力強く証明してくれています。  

適用:

        私はキリストにある朽ちることのない命の力を日々もっと知りたいと願っています。私は、神様の朽ちることのない命であるイエス様が私の内に生きているということを知ることが、どれほど力強いことか気づかないことが幾度とあることでしょう。私はイエス様をもっともっと知りたいと思います。これが私の祈りであり願いです。

祈り:

        天のお父様、私の中に生きるあなたの朽ちることのない命の力に私の目を開いてくださり、感謝します。私があなたと同じように物事を見ていないことが多々ありますが、どうか許してください。あなたの存在に対して敏感に生きることを教えてください。あなたが私に与え、祝福してくださった朽ちることのない命に感謝します。あなたの命で私に力を与えてください。それによって、私は他の人に力を与えることができます。イエス様、愛しています。アーメン!