ダビデの家

イザヤは言った。「さあ、聞け、ダビデの家よ。あなたがたは人々を煩わすことで足りず、私の神までも煩わすのか。それゆえ、主は自ら、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。この子は、悪を退けて善を選ぶことを知るころまで、凝乳と蜂蜜を食べる。それは、その子が悪を退けて善を選ぶことを知る前に、あなたが恐怖を抱いている二人の王の土地が見捨てられるからだ。主は、あなたとあなたの民とあなたの父の家に、エフライムがユダから離れた日以来、まだ臨んだこともない日々をもたらす。それはアッシリアの王だ。」(イザヤ書 7:13-17)

イスラエルの国が、北イスラエル王国と南ユダ王国に分かれていた時代、北イスラエル王国のエフライムは、スリヤ(シリア)と結託して、南ユダに攻め入ろうとしたが勝てなかった。

南ユダ王国はダビデの家が治め、この時はアハズが王だった。このアハズに主はイザヤを通して預言された。

アハズは、人々を煩わすことで足りず、私の神までも煩わしてきた。 

そこで、妊った処女が男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ばれ、に悪を退けて善を選ぶことを知るころまで、凝乳と蜂蜜を食べると預言した。これが救い主イエスキリストである。

それは、その子(イエス)が悪を退けて善を選ぶことを知る前に、あなたが恐怖を抱いている二人の王の土地が見捨てられるからだ。主は、あなたとあなたの民とあなたの父の家に、エフライムがユダから離れた日以来、まだ臨んだこともない日々をもたらす。それはアッシリアの王だ。これがバビロン捕囚である。

70年間のバビロン捕囚はイスラエルの民にとって屈辱的な出来事であった。捕囚から戻ってきても、亡国の民となった北王国の人々は、ほうぼうの国々に捕らえ移され、他民族がイスラエルに強制的に移住させられ、民族的な混血が進み、宗教的にはさらに異教が根付いて混淆宗教となっていった。サマリヤの人々は、イエスの時代には、ユダヤ人たちから蔑視されていた。

ダビデの家は、バビロン捕囚となったが、この家からさらに数百年後、救い主イエスキリストの誕生した。聖書の預言は成就してきたことが歴史的にも証明されている。

一度到来したメシアなるイエスは、再び到来すると預言されている。私たちはこの日を楽しみに待っている。

愛する天のお父様、あなたがダビデの家について預言されたことは成就しました。終わりの日の預言も成就するでしょう。救い主イエスキリストによって私たちを救ってくださり、ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。