地上のわざと天上のわざ
「わたしは心をつくし、知恵を用いて、天が下に行われるすべてのことを尋ね、また調べた。これは神が、人の子らに与えて、ほねおらせられる苦しい仕事である。 わたしは日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕えるようである。」(伝道の書 1:13-14)
この世の中にある様々な働き、仕事は私たちのほねおらせられる苦しい仕事だ。私たちが大好きなことでも、良いものに仕立て、維持していくのに、骨の折れるような苦労は絶えない。
エデンの園から追い出された人の働きについて神はこのように言われた。「あなたが妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、大地は、あなたのゆえにのろわれる。あなたは一生の間、苦しんでそこから食を得ることになる。大地は、あなたに対して茨とあざみを生えさせ、あなたは野の草を食べる。あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついにはその大地に帰る。あなたはそこから取られたのだから。
あなたは土のちりだから、土のちりに帰るのだ。」(創世記 3:17-19)
私たちが関わるこの地上の仕事は、どちらかというと、一時的な要素が強く、永遠の働きや天の働き、つまり神の働きに比べたら、みな空であって風を捕えるようなもので、私たちが懸命になって地上の知恵を用いて、天の下に行われるすべてのことを尋ね調べても神のわざに比べることはできない。
愛する天のお父様、私たちが地上における一時的な働きで満足せず、永遠の働きに携わることに喜びを覚えることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。