ザドクの子アヒマアズ

「ザドクの子アヒマアズは重ねてヨアブに言った、「何事があろうとも、わたしにもクシびとのあとから走って行かせてください」。ヨアブは言った、「子よ、おとずれの報いを得られないのに、どうしてあなたは走って行こうとするのか」。 彼は言った、「何事があろうとも、わたしは走って行きます」。ヨアブは彼に言った、「走って行きなさい」。そこでアヒマアズは低地の道を走って行き、クシびとを追い越した。」(サムエル記下‬ ‭18‬:‭22‬-‭23‬)

ザドクの子アヒマアズという良く動く部下がダビデの下にいた。

ヨアブの武器を執る十人の若者たちは取り巻いて、アブサロムを撃ち殺した時、 ザドクの子アヒマアズは言った、「わたしは走って行って、主が王を敵の手から救い出されたおとずれを王に伝えましょう」。

ヨアブは彼に言った、「きょうは、おとずれを伝えてはならない。おとずれを伝えるのは、ほかの日にしなさい。きょうは王の子が死んだので、おとずれを伝えてはならない」。 ヨアブはクシびとに言った、「行って、あなたの見た事を王に告げなさい」。クシびとはヨアブに礼をして走って行った。

するとザドクの子アヒマアズは重ねてヨアブに言った、「何事があろうとも、わたしにもクシびとのあとから走って行かせてください」。ヨアブは言った、「子よ、おとずれの報いを得られないのに、どうしてあなたは走って行こうとするのか」。 彼は言った、「何事があろうとも、わたしは走って行きます」。ヨアブは彼に言った、「走って行きなさい」。そこでアヒマアズは低地の道を走って行き、クシびとを追い越した。」(‭‭サムエル記下‬ ‭18‬:‭15‬, ‭19‬-‭23‬)

時にダビデは二つの門の間にすわっていた。そして見張りの者が城壁の門の屋根にのぼり、目をあげて見ていると、ただひとりで走ってくる者があった。 見張りの者は言った、「まっ先に走って来る人はザドクの子アヒマアズのようです」。王は言った、「彼は良い人だ。良いおとずれを持ってくるであろう」。

時にアヒマアズは呼ばわって王に言った、「平安でいらせられますように」。そして王の前に地にひれ伏して言った、「あなたの神、主はほむべきかな。主は王、わが君に敵して手をあげた人々を引き渡されました」。 王は言った、「若者アブサロムは平安ですか」。アヒマアズは答えた、「ヨアブがしもべをつかわす時、わたしは大きな騒ぎを見ましたが、何事であったか知りません」。 王は言った、「わきへ行って、そこに立っていなさい」。彼はわきへ行って立った。」(サムエル記下‬ ‭18‬:‭24‬, ‭27‬-‭30‬)

アヒマアズはダビデ王から信頼を得ていた部下で、アブサロムの訃報には触れず、ダビデの敵して手をあげた人々を引き渡したことだけを伝えた。アブサロムの死を伝えたのは、クシ人だった。

アヒマアズは良い知らせを情熱を伝える人物だった。私も良い知らせを人々に伝える時、アヒマアズのように自ら進んで伝える者になりたい。

愛する天のお父様、あなたの良い知らせを熱心に、いち早く、自ら進んで伝える者となりますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。