ユダヤ人たち、異邦人たちに福音を
「主はわたしたちに、こう命じておられる、 『わたしは、あなたを立てて異邦人の光とした。 あなたが地の果までも救をもたらすためである』」。 異邦人たちはこれを聞いてよろこび、主の御言をほめたたえてやまなかった。そして、永遠の命にあずかるように定められていた者は、みな信じた。」(使徒行伝 13:47-48)
パウロと一行はアンティオケにいた。安息日には、ほとんど全市をあげて、神の言を聞きに集まってきた。
するとユダヤ人たちは、その群衆を見てねたましく思い、パウロの語ることに口ぎたなく反対した。 パウロとバルナバとは大胆に語った、「神の言は、まず、あなたがたに語り伝えられなければならなかった。しかし、あなたがたはそれを退け、自分自身を永遠の命にふさわしからぬ者にしてしまったから、さあ、わたしたちはこれから方向をかえて、異邦人たちの方に行くのだ。 主はわたしたちに、こう命じておられる、 『わたしは、あなたを立てて異邦人の光とした。 あなたが地の果までも救をもたらすためである』」。 異邦人たちはこれを聞いてよろこび、主の御言をほめたたえてやまなかった。そして、永遠の命にあずかるように定められていた者は、みな信じた。 こうして、主の御言はこの地方全体にひろまって行った。
福音を伝えた時、ユダヤ人たち、つまりユダヤ教の指導者たちはパウロのことをねたましく思い、パウロの語ることに口ぎたなく反対し、さらには信心深い貴婦人たちや町の有力者たちを煽動して、パウロとバルナバを迫害させ、ふたりをその地方から追い出させた。
パウロとバルナバは、アンティオケのユダヤ人たちに向けて足のちりを払い落して、イコニオムへ行った。 弟子たちは、ますます喜びと聖霊とに満たされていた。(使徒行伝 13:44-52) 足のちりを払い落すとは、これ以上関係は持たないことを意味している。
イエスキリストの福音は最初はユダヤ人たちに宣べ伝えられたが、異邦人たちにも宣べ伝えられた。パウロたちが多くの犠牲を払い、世界中の宣教師たちが日本で福音を宣べ伝え、多くの日本人たちが救われた。
福音には犠牲が伴うが恐れる必要はない。主が救おうと思う者を救われるからだ。福音を宣べ伝え続けよう。
愛する天のお父様、あなたの福音を宣べ伝えます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。