悪人を義とすることはない方

「あなたは偽り事に遠ざからなければならない。あなたは罪のない者と正しい者とを殺してはならない。わたしは悪人を義とすることはないからである。」‭‭(出エジプト記‬ ‭23‬:‭7‬)

私たちの主は悪を義としたり、義を悪とすることのない方である。だから私たちも偽りのうわさを言いふらし、悪人と手を携えて悪意のある証人になったり、多数に従って悪をおこない、訴訟において多数に従って片寄り、正義を曲げるような証言をしてはならないのである。(‭‭出エジプト記‬ ‭23‬:‭1‬-‭2‬)

利益優先する考え方は危険で、誠実さなどの倫理規範は二の次にされてしまう傾向にあり、ときに偽りをもって正を捻じ曲げてしまうことがある。ブラック組織、全体主義の体制には偽りが罷り通る。

神はこのような悪を義とすることはない。私たちの世の中に悪が蔓延ることは聖書が伝える現実である。時に悪に対して何も手の打ちようがない状況に陥る。だからといって神が無知でいるわけではない。神は悪に対してさばきをもって報われる。そのタイミングや手段は主の範疇である。私たちに出来ることは、主を信じ、主に祈り、主を賛美することくらいしかない。

悪が蔓延る中、私たちは主に目を留め続けて歩みたい。

愛する天のお父様、私たちが偽りに生きるのではなく、あなたの義、あなたの真理に生きることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。