地上の支配
「彼らは新しい歌を歌って言った、「あなたこそは、その巻物を受けとり、封印を解くにふさわしいかたであります。あなたはほふられ、その血によって、神のために、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から人々をあがない、 わたしたちの神のために、彼らを御国の民とし、祭司となさいました。彼らは地上を支配するに至るでしょう」。」(ヨハネの黙示録 5:9-10)
ヨハネは幻を見てこう言った。
「わたしはまた、御座にいますかたの右の手に、巻物があるのを見た。その内側にも外側にも字が書いてあって、七つの封印で封じてあった。また、ひとりの強い御使が、大声で、「その巻物を開き、封印をとくのにふさわしい者は、だれか」と呼ばわっているのを見た。 しかし、天にも地にも地の下にも、この巻物を開いて、それを見ることのできる者は、ひとりもいなかった。 巻物を開いてそれを見るのにふさわしい者が見当らないので、わたしは激しく泣いていた。 すると、長老のひとりがわたしに言った、「泣くな。見よ、ユダ族のしし、ダビデの若枝であるかたが、勝利を得たので、その巻物を開き七つの封印を解くことができる」。(ヨハネの黙示録 5:1-5)
神の右手にある巻物の七つの封印は、ユダ族のしし、ダビデの若枝である方、イエスキリストだけが開き解くことができた。それはどういう意味だろうか?
鍵は「勝利を得た」という言葉だ。ユダ族のしし、ダビデの若枝が、ほふられ、その血によって、神のために、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から人々をあがない、 わたしたちの神のために、彼らを御国の民とし、祭司となさいました。彼らは地上を支配するに至る、とはイエスキリストのことを指している。
イエスは十字架の上で死なれたのは、まさに屠られた小羊の姿であった。イエスは墓に葬られたが、三日目に死人の中から甦られ、死に対して勝利を得た。
その血によって、神のために、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から人々をあがない、 私たちの神のために、彼らを御国の民とし、祭司としてくださり、彼らは地上を支配するに至るとは、まさにイエスのことである。
私たちは旧約聖書と新約聖書でイエスが私たちの罪のあがないのために十字架にかけられ、死んでよみがえられたことを信じ、神の国の民となり、主を礼拝し、仕える者とされたことを喜んでいる。
私たちは、イエスと共に地上を支配する。それはこの地上の政治的・軍事的な統治とは違い、霊的で圧倒的かつ永遠の統治を意味する。なんと素晴らしい約束を頂いているのだろうか!
愛する天のお父様、あなたは私たちも勝利者としてくださいました。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。