悩みの中で

「彼がこのことを思いめぐらしていたとき、主の使が夢に現れて言った、「ダビデの子ヨセフよ、心配しないでマリヤを妻として迎えるがよい。その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。 彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」。」‭‭(マタイによる福音書‬ ‭1‬:‭20‬-‭21)

ヨセフは婚約者マリヤのことで悩んでいた。まだ結婚しておらず、自分もまだ関係を持っていないのにも関わらず、マリヤが妊娠して身重になったからである。

夫ヨセフは正しい人であったので、彼女のことが公けになることを好まず、ひそかに離縁しようと決心した。マリヤが別の男性と関係を持ったか、不本意な形で妊娠したことが発覚し、感情的にも、社会的にも離縁するしかないと考えていたようである。

さてヨセフがこのことを思いめぐらしていたとき、主の使が夢に現れて言った、「ダビデの子ヨセフよ、心配しないでマリヤを妻として迎えるがよい。その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。 彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」。」(‭‭マタイによる福音書‬ ‭1‬:‭19‬-‭21‬)と言った。

ヨセフは眠りからさめた後に、主の使が命じたとおりに、マリヤを妻に迎えた。 しかし、子が生れるまでは、彼女を知ることはなかった。そして、その子をイエスと名づけた。(‭‭マタイによる福音書‬ ‭1‬:‭24‬-‭25‬)

ヨセフは、マリヤの子が聖霊によって胎内に宿っている子であることを認めた。そして主の使いが命じられたように、生まれてきた男の子にイエスと名付けた。

私たちが神や神の使いに直接語られて信じることができたら素晴らしい。さらに素晴らしいのは、直接ではなくても、間接的に、さらに数千年前に書かれた言葉を信じることである。聖書を読んで純粋に神の言葉として受け入れる者となりたい。

愛する天のお父様、私たちの人生には数多くの悩みがあります。あなたの言葉を純粋に受け入れる者としてください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。