ネヘミヤのリーダーシップ

「わたしは彼らの叫びと、これらの言葉を聞いて大いに怒った。 わたしはみずから考えたすえ、尊い人々およびつかさたちを責めて言った、「あなたがたはめいめいその兄弟から利息をとっている」。そしてわたしは彼らの事について大会を開き、」(ネヘミヤ記‬ ‭5‬:‭6‬-‭7)

エルサレムの人々はユダヤ人たち、つまり尊い人々およびつかさたちに対して窮状を訴えて出た。「ある人々は言った、「われわれはむすこ娘と共に大ぜいです。われわれは穀物を得て、食べて生きていかなければなりません」。 またある人々は言った、「われわれは飢えのために、穀物を得ようと田畑も、ぶどう畑も、家も抵当に入れています」。 ある人々は言った、「われわれは王の税金のために、われわれの田畑およびぶどう畑をもって金を借りました。 現にわれわれの肉はわれわれの兄弟の肉に等しく、われわれの子供も彼らの子供に等しいのに、見よ、われわれはむすこ娘を人の奴隷とするようにしいられています。われわれの娘のうちには、すでに人の奴隷になった者もありますが、われわれの田畑も、ぶどう畑も他人のものになっているので、われわれにはどうする力もありません」。」(‭‭ネヘミヤ記‬ ‭5‬:‭2‬-‭5‬)

彼らの叫びと、これらの言葉を聞いてネヘミヤは大いに怒った。 ネヘミヤはみずから考えたすえ、尊い人々およびつかさたちを責めて言った、「あなたがたはめいめいその兄弟から利息をとっている」。

そしてネヘミヤは彼らの事について大会を開き、 彼らに言った、「われわれは異邦人に売られたわれわれの兄弟ユダヤ人を、われわれの力にしたがってあがなった。しかるにあなたがたは自分の兄弟を売ろうとするのか。彼らはわれわれに売られるのか」。彼らは黙してひと言もいわなかった。 

さらにネヘミヤは言った、「あなたがたのする事はよくない。あなたがたは、われわれの敵である異邦人のそしりをやめさせるために、われわれの神を恐れつつ事をなすべきではないか。 わたしもわたしの兄弟たちも、わたしのしもべたちも同じく金と穀物とを貸しているが、われわれはこの利息をやめよう。 どうぞ、あなたがたは、きょうにも彼らの田畑、ぶどう畑、オリブ畑および家屋を彼らに返し、またあなたがたが彼らから取っていた金銭、穀物、ぶどう酒、油などの百分の一を返しなさい」。 

すると彼らは「われわれはそれを返します。彼らから何をも要求しません。あなたの言うようにします」と言った。

そこでネヘミヤは祭司たちを呼び、彼らにこの言葉のとおりに行うという誓いを立てさせた。 ネヘミヤは自分のふところを打ち払って言った、「この約束を実行しない者を、どうぞ神がこのように打ち払って、その家およびその仕事を離れさせられるように。その人はこのように打ち払われてむなしくなるように」。

会衆はみな「アァメン」と言って、主をさんびした。そして民はこの約束のとおりに行った。」(‭‭ネヘミヤ記‬ ‭5‬:‭6‬-‭13‬)

良いリーダーたちは自分が何をすべきか知っている。自分自身で考えて信念の上に立って行動する。エルサレムの尊い人々およびつかさたちもリーダーの地位に着いていたが民を苦しめる悪きリーダーであった。その悪き行いを責めたネヘミヤは声を上げることで状況を即座に改善した。

いつでも、どこでも人々は利得を貪るリーダーではなく、問題を認識し、解決のために人々のために立ち上がるリーダーを必要としている。人々を主のもとに導くリーダーでありたい。

愛する天のお父様、私たちに立ち上がる勇気をお与えください。主イエスキリストの福音を宣べ伝えることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。