再建プロジェクト

「王に申しあげた、「もし王がよしとされ、しもべがあなたの前に恵みを得ますならば、どうかわたしを、ユダにあるわたしの先祖の墳墓の町につかわして、それを再建させてください」。 時に王妃もかたわらに座していたが、王はわたしに言われた、「あなたの旅の期間はどれほどですか。いつごろ帰ってきますか」。こうして王がわたしをつかわすことをよしとされたので、わたしは期間を定めて王に申しあげた。」(ネヘミヤ記‬ ‭2‬:‭5‬-‭6‬)

エルサレムの町はバビロン捕囚後、100年近くにわたって荒廃したままだった。わずかな者たちが残ったが、彼らだけでは、町の再建など力不足でしかなかった。

エルサレムの町の様子を聞いた献酌官のネヘミヤはペルシャの首都スサにいたが、ユダから来た人たちから報告を受けた。「かの州で捕囚を免れて生き残った者は大いなる悩みと、はずかしめのうちにあり、エルサレムの城壁はくずされ、その門は火で焼かれたままであります」と。 ネヘミヤはこれらの言葉を聞いた時、すわって泣き、数日のあいだ嘆き悲しみ、断食して天の神の前に祈った。(‭‭ネヘミヤ記‬ ‭1‬:‭1‬-‭4‬)

そしてペルシャの王に申しあげた、「もし王がよしとされ、しもべがあなたの前に恵みを得ますならば、どうかわたしを、ユダにあるわたしの先祖の墳墓の町につかわして、それを再建させてください」。王はネヘミヤを遣わすことをよしとした。しかも必要な建築材まで調達できるように取り計らったのである。ネヘミヤは反対勢力からの邪魔と闘いながらエルサレムの再建をすすめた。

私たちも何かしらのプロジェクトを進める時、先ず神に祈ることが大切だ。もちろん、祈りは大きなことをする前だけではない。小さなことであっても主に祈り、信じて実行に移すことが大切だ。私にとっては、周りの人々に助けを求めることが実行に移す上での第一歩である。

主は私たちに道を開いてくださる。だから主に祈り、信じ、一歩目を踏み出したい。

愛する天のお父様、あなたは良いお方です。あなたを信頼します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。