たとえ国が滅びても民は滅びず
「主は言われる、「しかしその時でも、わたしはことごとくはあなたを滅ぼさない。 あなたの民が、『どうしてわれわれの神、主はこれらのすべての事をわれわれになされたのか』と言うならば、あなたは彼らに答えなければならない、『あなたがたがわたしを捨てて、自分の地で異なる神々に仕えたように、あなたがたは自分のものでない地で異邦の人に仕えるようになる』と」。」(エレミヤ書 5:18-19)
「イスラエルの家とユダの家とは わたしにまったく不信であった」と主は言われる。 「彼らは主について偽り語って言った、 『主は何事もなされない、 災はわれわれに来ない、 またつるぎや、ききんを見ることはない。 預言者らは風となり、彼らのうちに言葉はない。 彼らはこのようになる』と」。 (5:11-13)
イスラエルの民は、主の言われたことを軽んじ、嘘を言っている。「それゆえ万軍の神、主はこう言われる、 「彼らがこの言葉を語ったので、 見よ、わたしはあなたの口にある わたしの言葉を火とし、この民をたきぎとする。 火は彼らを焼き尽す」。 主は言われる、「イスラエルの家よ、 見よ、わたしは遠い国の民を あなたがたのところに攻めこさせる。 その国は長く続く国、古い国で、 あなたがたはその国の言葉を知らず、 人々の語るのを悟ることもできない。 その箙は開いた墓のようであり、 彼らはみな勇士である。 彼らはあなたが刈り入れた物と、 あなたの糧食とを食い尽し、 あなたのむすこ娘を食い尽し、 あなたの羊と牛を食い尽し、 あなたのぶどうの木といちじくの木を食い尽し、 またつるぎをもって、あなたが頼みとする 堅固な町々を滅ぼす」。」(5:14-17)
主に従わず、しかも偽りを言っていたイスラエルとユダに対して主は言われた。
「しかしその時でも、わたしはことごとくはあなたを滅ぼさない。 あなたの民が、『どうしてわれわれの神、主はこれらのすべての事をわれわれになされたのか』と言うならば、あなたは彼らに答えなければならない、『あなたがたがわたしを捨てて、自分の地で異なる神々に仕えたように、あなたがたは自分のものでない地で異邦の人に仕えるようになる』と」(5:18-19)
確かにイスラエルの土地は荒らされ、バビロンで70年間、異邦人であるカルデヤ人に仕えた。今日に至るまで、土地問題・入植問題で悩まされているのがイスラエルの国である。
私たちも神の民とされ、この地上においては様々な患難に直面している。この地上の安住が最終目的ではない。私たちの最終目的地は天の御国である。だから主は私たちを滅ぼすのではなく、私たちを滅びから救われる。
私たちは問題のない人生を歩むのではなく、問題の中で永遠の滅びから救われていることを信じ感謝して歩んでいるのである。
愛する天のお父様、あなたの救いを感謝します。あなたは私の主です。あなたに仕えます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。