ラブソング
「わが愛する者よ、見よ、あなたは美しい、見よ、あなたは美しい、あなたの目ははとのようだ。」(雅歌 1:15)
愛は素晴らしい。
雅歌書には愛の歌、ラブソングが散りばめられている。愛する者を素直に美しいと表現し、恋心に溢れている。
恋を経験した人にはよくわかるだろう。また表現することを憚る人たちの心の内を歌っている。奥ゆかしく、どう表現したらよいかわからなかったり、また応えられないことで悩み苦しむこともある。好意を抱いている人が他の人と仲良くしているのを見て嫉妬心を覚えたりする。
愛情も恋心も神が私たちに与えられたものだが、相手から受け止めてもらえる時とそうでない時がある。
聖書では、同じ愛でも神の愛はアガペという言葉を使い、恋愛感情にはエロスという言葉を使う。ギリシャ語ではアガペやエロスのように言葉を使い方分けているが、日本語は愛という言葉一つにまとめてある。私たちが神を愛する愛、家族を愛する愛、隣人や仲間や同胞を愛する愛、恋愛相手を愛する愛はそれぞれ微妙に違うが、相手を大切にする気持ちは共通項だ。
愛は実に力強く、とても前向きな感情だ。純粋な愛、完全な愛をすべての人は求め、また必要としているが、その完全な愛は神にしかない現すことはできない。
神への愛、隣人への愛、家族への愛、妻への愛を表していきたい。
愛する天のお父様、あなたを愛します。あなたが私たちをあるがまま、すべてを受け入れて無条件かつ完全な愛で愛してくださっていることを感謝します。私も愛を実践することができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。