神の言葉を守り、心に蓄える

「わが子よ、わたしの言葉を守り、わたしの戒めをあなたの心にたくわえよ。」(‭‭箴言‬ ‭7‬:‭1‬)

この箴言でなぜ主が「わたしの言葉を守り、わたしの戒めをあなたの心にたくわえよ。 」と言われたのか?

なぜ「わたしの戒めを守って命を得よ、わたしの教を守ること、ひとみを守るようにせよ。 これをあなたの指にむすび、これをあなたの心の碑にしるせ。 知恵に向かって、「あなたはわが姉妹だ」と言い、悟りに向かっては、あなたの友と呼べ。 」と言われのか?

その理由が書かれている。「そうすれば、これはあなたを守って遊女に迷わせず、言葉巧みな、みだらな女に近づかせない。」男性が売春婦のところに、妻以外の女性のところに、あるいはロマンスや性的な目的でファンタジーの世界に入り、自ら身の破滅を招かないためである。

箴言の作者は言った。「わたしはわが家の窓により、格子窓から外をのぞいて、 思慮のない者のうちに、若い者のうちに、ひとりの知恵のない若者のいるのを見た。 彼はちまたを過ぎ、女の家に行く曲りかどに近づき、その家に行く道を、 たそがれに、よいに、また夜中に、また暗やみに歩いていった。 見よ、遊女の装いをした陰険な女が彼に会う。 この女は、騒がしくて、慎みなく、その足は自分の家にとどまらず、 ある時はちまたにあり、ある時は市場にあり、すみずみに立って人をうかがう。 この女は彼を捕えて口づけし、恥しらぬ顔で彼に言う、 「わたしは酬恩祭をささげなければならなかったが、きょう、その誓いを果しました。 それでわたしはあなたを迎えようと出て、あなたを尋ね、あなたに会いました。 わたしは床に美しい、しとねと、エジプトのあや布を敷き、 没薬、ろかい、桂皮をもってわたしの床をにおわせました。 さあ、わたしたちは夜が明けるまで、情をつくし、愛をかわして楽しみましょう。 夫は家にいません、遠くへ旅立ち、 手に金袋を持って出ました。満月になるまでは帰りません」と。 女が多くの、なまめかしい言葉をもって彼を惑わし、巧みなくちびるをもって、いざなうと、 若い人は直ちに女に従った、あたかも牛が、ほふり場に行くように、雄じかが、すみやかに捕えられ、 ついに、矢がその内臓を突き刺すように、鳥がすみやかに網にかかるように、彼は自分が命を失うようになることを知らない。 子供らよ、今わたしの言うことを聞き、わが口の言葉に耳を傾けよ。 あなたの心を彼女の道に傾けてはならない、またその道に迷ってはならない。 彼女は多くの人を傷つけて倒した、まことに、彼女に殺された者は多い。 その家は陰府へ行く道であって、死のへやへ下って行く。」(‭‭箴言‬ ‭7‬:‭1‬-‭27‬)

私たちが二の舞にならないように、主の言葉を守り、主の戒めを心にたくわえることが大切である。

そして主の戒めを守って命を得、主の教えを守り、ひとみを守るようにし、自分の指にむすび、心の碑にしるせしたい。また、知恵に向かって、「あなたはわが姉妹だ」と言い、悟りに向かっては友と呼びたい。

愛する天のお父様、私を罪の誘惑からお守りください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。