不平不満&非難に注意

「主は言われた。「聞け、わたしのことばを。もし、あなたがたの間に預言者がいるなら、主であるわたしは、幻の中でその人にわたし自身を知らせ、夢の中でその人と語る。だがわたしのしもべモーセとはそうではない。彼はわたしの全家を通じて忠実な者。彼とは、わたしは口と口で語り、明らかに語って、謎では話さない。彼は主の姿を仰ぎ見ている。なぜあなたがたは、わたしのしもべ、モーセを恐れず、非難するのか。」(民数記 12:6-8)

モーセは主の全家を通じて忠実な者であった。預言者に対しては、通常幻の中で主自身を知らせ、夢の中でその人と語る。しかし、モーセとは主は口と口で語り、明らかに語り謎では話されなかった。だからモーセは主の姿を仰ぎ見ることができた。明らかにモーセは他の預言者たちとは違っていた。

エジプトを出たイスラエルの民が荒野にいた時、イスラエルの民は「ああ、肉が食べたい」と不平不満を言った。主はマナを天から降らせ、うずらの肉を与えられたが、民は不平不満を言ったため、非常に激しい疫病にかかった。

またモーセの姉ミリアムと兄アロンは、モーセが妻としていたクシュ人の女のことで彼を非難した。モーセがクシュ人の女を妻としていたからである。彼らは言った。「主はただモーセとだけ話されたのか。われわれとも話されたのではないか。」

主はこれを聞かれた。主の怒りが彼らに向かって燃え上がり、主は去って行かれた。雲が天幕の上から離れ去ると、見よ、ミリアムは皮膚がツァラアトに冒され、雪のようになっていた。アロンがミリアムの方を振り向くと、見よ、彼女はツァラアトに冒されていた。アロンはモーセに言った。「わが主よ。どうか、私たちが愚かにも陥ってしまった罪の罰を、私たちに負わせないでください。どうか、彼女を、肉が半ば腐って母の胎から出て来る死人のようにしないでください。」

モーセは主に叫んだ。「神よ、どうか彼女を癒やしてください。」しかし主はモーセに言われた。「もし彼女の父が彼女の顔に唾したら、彼女は七日間、恥をかかされることにならないか。彼女を七日間、宿営の外に締め出しておかなければならない。その後で彼女は戻ることができる。」それでミリアムは七日間、宿営の外に締め出された。民はミリアムが戻るまで旅立たなかった。(民数記 12:1,2,9,-15)

イスラエルの民が不平不満を言い、ミリアムとアロンが指導者モーセを非難する中、モーセは主に対して忠実であった。また、モーセはすべての人にまさって柔和な人であった。

私たちは不平不満を言うことに気をつけなければならない。人を非難するのに注意しなければならない。主ご自身が聞いておられるからである。

愛する天のお父様、困難な道を歩む時にも、あなたを信頼し、また感謝する言葉が私の口から出てきますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。