小羊の血

「その血はあなたがたのおる家々で、あなたがたのために、しるしとなり、わたしはその血を見て、あなたがたの所を過ぎ越すであろう。わたしがエジプトの国を撃つ時、災が臨んで、あなたがたを滅ぼすことはないであろう。 この日はあなたがたに記念となり、あなたがたは主の祭としてこれを守り、代々、永久の定めとしてこれを守らなければならない。」(‭‭出エジプト記‬ ‭12‬:‭13‬-‭14‬)

エジプトから脱出しようとしていたイスラエルの全会衆に主が命じられたことは、この月の十日におのおの、その父の家ごとに、一家族に傷のない一歳の雄の小羊もしくはやぎ一頭を取り、この月の十四日まで、これを守って置き、夕暮にこれをほふり、 その血を取り、小羊を食する家の入口の二つの柱と、かもいにそれを塗る」(‭‭出エジプト記‬ ‭12‬:‭3‬, ‭5‬-‭7‬)ということだった。

小羊の血はとても重要だった。なぜなら「その血はイスラエルの家々で、しるしとなり、主はその血を見て彼らの所を過ぎ越り、主がエジプトの国を撃つ時、災が臨んで彼らが滅ぼされることのないためだった。

小羊もしくはヤギの血が、主がエジプトの国に撃ち滅びをもたらすことからイスラエルの民を救った。これを過越と呼び、今日に至るまでイスラエルの民は主の祭として記念し、これを守ってきている。

私たちにも同じような救いが与えられている。罪汚れたこの地を主がやがて滅ぼされることが預言されているが、その時に小羊の血によってあがなわれた者たちには、滅びが過ぎ越してゆく。イエスキリストが小羊であり、十字架の血を自分の罪の赦しのためだったと信じた者には救いが与えられ、永遠のいのちと神の子どもという特権が与えられる。

小羊イエスのあがないを感謝して歩みたい。

愛する天のお父様、私たちが滅ぼされずに済んだのは、あなたが御子イエスの血をもって私たちを滅びの中から救い出してくださったからです。あなたのあがないを感謝します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。