イエスさまのご計画は私たちのそれよりもっと大きい

聖句:

“使徒たちと一緒にいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。

ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく、聖霊によるバプテスマを授けられるからです。」

そこで使徒たちは、一緒に集まったとき、イエスに尋ねた。「主よ。イスラエルのために国を再興してくださるのは、この時なのですか。」

イエスは彼らに言われた。「いつとか、どんな時とかいうことは、あなたがたの知るところではありません。それは、父がご自分の権威をもって定めておられることです。”

使徒の働き 1章4~7節

観察:

            イエスさまが語ったことに弟子たちの興味はありませんでした。彼らはまだ自分たちの知りたいことにこだわっていました。使徒たちは、一緒に集まったとき、イエスに尋ねた。「主よ。イスラエルのために国を再興してくださるのは、この時なのですか。」 と尋ねます。イエスさまはイスラエルの人々に対する気持ちはありましたが、イスラエルの政治的な王国について語ったのではありませんでした。 

            イエスさまが語っていたのは、神のみ国についてでした。 イエスさまは、イスラエルの国よりもはるかに大きな神のみ国について話をしていました。 このイエスさまと弟子たちの会話から、私は多くのことを学ぶことができます。 まず第一に、私の意図することや計画は、イエスさまの目的や計画とは必ずしも一致しないということです。

            イエスさまは弟子たちに命じられます。「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。」と。 聖霊の贈り物は、神のみ国の働きのために、彼らに力を与えるものです。 イエスさまの計画は、弟子たちが聖霊を待つことでした。そうすれば、聖霊が彼らに臨んだときに彼が力を受け、エルサレム、ユダヤ、サマリヤ、そして地の果てまで、イエスさまの証人となることができます。

            イエスさまの救いと回復の計画は、弟子の興味の対象とは大きく違っていました。イエスさまの弟子たちが、そのビジョンと目標についての思いが非常に狭量であったということが教訓の一つです。 イエスさまは、エルサレム、ユダヤ全土、サマリア、そして地の果てまでその目的を見据えておられます。 しかし、弟子たちは、イスラエルの国の復興のことしか考えていませんでした。 イスラエルの国は、宗教団体や政治団体が率いる政治的な国でした。 それは、イエスさまにとってさほど優先順位が高くありませんでした。イエスさまは、イスラエルだけでなく、全世界に影響を及ぼす神のみ国を考えておられたのです。 

            今朝のもう一つの大きな収穫は、イエスさまが時について語られたことです。 イエスさまは弟子たちに、「いつとか、どんな時とかいうことは、あなたがたの知るところではありません。」とおっしゃりました。それは、父がご自分の権威をもって定めておられることです、と。 言い換えれば、それはみ父の仕事。 いつそれをどうするか、それは神様のみ知るところなのです。 

            多くの場合、人が神様が働かれるためのタイミングを勝手に決めようとしています。 神様は私たちの身勝手なタイムラインを無視します。 神様は、ご自分のタイムラインの中でだけ、動かれ、働かれます。 私がすべきことは、神様の目的と神様が私に望んでおられることだけを見ることです。 私は、神様の目的とタイミング、神様のご計画、神様の力に焦点を合わせる必要があります。 神様のご計画とゴールが私の人生で成就するのを見るための最善の方法は、イエスさまが弟子たちに命じられたことをしっかりと実行に移すことです。

– イエスさまの命令に従う: エルサレムを離れてはならない…賜物を待ちなさい。 

– 私に力を与えてくださる…聖霊のバプテスマを受ける

– 私の計画ではなく、イエスさまの計画に焦点を当てる。

– 神様の計画は、私の計画よりもずっと大きい。

– 聖霊は、私がとどまって待つことを望んでいる場所でしか働かない。

– イエスさまは私の計画に従うのではなく、私がイエスさまの計画に従わなければなりません。 

適用:

            私は聖霊の導きと力を待ち、従わなければなりません。 多くの場合、私は聖霊の働きを勝手に決めつけていることがあります。 今日、私は自分の意図や計画をイエスさまに委ね、イエスさまの目的と意図が私の人生の中に満たされていくよう学びます。 私はせっかちで、イエスさまより先に物事を進めていきたいと思うことがよくあります。 私はイエスさまに従うのであり、その逆ではないことを知らなければなりません。 私は人生の中で、日々、イエスさまの導きに従います。 聖霊が私に新たなバプテスマを授けてくださり、主が私に望んでおられることを行う歩みをしていきたいと思います。 

祈り:

            イエスさま、私は自分の意志と計画や意図するところをあなたに委ねます。 聖霊の声に耳を傾けることについて、あなたが私を教え続けてくださいますように。 私がベストだと思うことよりも、あなたが成し遂げたいことに焦点を合わせることができるように。 あなたが私に計画されたことをすべて果たすことができるよう、導いてくださるように。 あなたの目的のために、あなたが日々私にバプテスマを授け、油を注いでください。 私が小さな考えに支配されることなく、あなたのなさることをいつも大局的に見ることができるように助けてください。 私は毎日あなたに目を向けます。