祈って決断

「王はわたしにむかって、「それでは、あなたは何を願うのか」と言われたので、わたしは天の神に祈って、 王に申しあげた、「もし王がよしとされ、しもべがあなたの前に恵みを得ますならば、どうかわたしを、ユダにあるわたしの先祖の墳墓の町につかわして、それを再建させてください」。」(ネヘミヤ記‬ ‭2:4-5‬)

ネヘミヤは紀元前5世紀頃、アルタシャスタ王の献酌官として、ペルシャ(現イラン)のスサにいた。アルタシャスタ王の治世第二十年のニサンの月に、王の前に酒が出た時、ネヘミヤは酒をついで王にささげた。

ネヘミヤ曰く、それまでは「王の前で悲しげな顔をしていたことはなかった」。王はネヘミヤに言った。「あなたは病気でもないのにどうして悲しげな顔をしているのか。何か心に悲しみをもっているにちがいない」。

ネヘミヤは王に申し上げた。「どうぞ王よ、長生きされますように。わたしの先祖の墳墓の地であるあの町は荒廃し、その門が火で焼かれたままであるのに、どうしてわたしは悲しげな顔をしないでいられましょうか。」

‭(2:1-3‬)

すると王は「それでは、あなたは何を願うのか」と言い、ネヘミヤは天の神に祈って王に言った。「もし王がよしとされ、しもべがあなたの前に恵みを得ますならば、どうかわたしを、ユダにあるわたしの先祖の墳墓の町につかわして、それを再建させてください。」(ネヘミヤ記‬ ‭2:4-5‬) ネヘミヤは王に答える前に天の神に祈った。神はネヘミヤを中心にエルサレムの再建をなさった。

私たちは結果がどうなろうと、何かを決める時に祈ることが大切である。主に祈って決断するのと、祈らないのでは違う。大きな決断にせよ、小さな決断にせよ、主が与えてくださるものせよ、そうでないにせよ、祈り中で進めることが大切だ。

愛する天のお父様、今日私が決断する一つ一つのことに祈りをもって進めることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。