わたしは、わたしの律法を彼らのただ中に置き、彼らの心にこれを書き記す

タイトル:  わたしは、わたしの律法を彼らのただ中に置き、彼らの心にこれを書き記す

聖句:

“これらの日の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうである──主のことば──。わたしは、わたしの律法を彼らのただ中に置き、彼らの心にこれを書き記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。

彼らはもはや、それぞれ隣人に、あるいはそれぞれ兄弟に、『主を知れ』と言って教えることはない。彼らがみな、身分の低い者から高い者まで、わたしを知るようになるからだ──主のことば──。わたしが彼らの不義を赦し、もはや彼らの罪を思い起こさないからだ。」”

エレミヤ書 31章33~34節

観察:

            神様は、ご自身と民との間に結ばれた契約の神様です。 イスラエルの民と契約を結ばれました。 契約とは、二者間の合意のことです。 エレミヤは、イスラエルに、過去に神様が先代と交わした契約を思い出させようとしました。 エレミヤは、過去に神様が約束したことを思い起こし、こう預言しています。

「わたしの民よ。

わたしは永遠の愛をもっておまえを愛してきた。
あわれみの綱でおまえを引き寄せてきた。
イスラエルのおとめよ。
わたしは、おまえの国を再建する。
おまえは以前のように幸せになり、
タンバリンをたたいて陽気に踊る。
もう一度サマリヤの山の上にぶどう園を造り、

その実を食べるようになる。」

            そしてこの箇所では、神様がエレミヤを遣わし、エジプトの地から連れ出した時に彼らの先祖と交わした契約とは異なる、新しい契約について人々に伝えています。 神様は依然として永遠の愛で彼らを愛し、揺るぎない優しさで彼らを引き寄せました。しかし、神様はこの世代のイスラエルの民とともにさらに前に進もうとされています。 神様は、イスラエルの民との新しい契約として、「わたしは、わたしの律法を彼らのただ中に置き、彼らの心にこれを書き記す。」と言われました。 主のことばは、心と思いの中になければなりません。 ここは、すべての感情、決断、考え、感情、論理的思考が行われる場所です。 心と思いは、神様の言葉によって影響を受けていなければなりません。 イスラエルの民の存在のこれらの二つの構成要素は、絶えず神様の律法やみ言葉によって新しくされていなければなりません。

            神様はまた、「わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。」と宣言されています。「身分の低い者から高い者まで、わたしを知るようになるからだ、彼らはもはや、それぞれ隣人に、あるいはそれぞれ兄弟に、『主を知れ』と言って教えることはない。身分の低い者から高い者まで、一人ひとりが神様との個人的な関係を持ち、自分が神様に属していることを知るようになるのです。  神様との関係を持つ者にとっての良い知らせは、神様が彼らの罪を赦し、もう彼らの罪を思い起こさないという神様の約束です。 これは、人生が変えられ、その心に神様の律法があり、その心に神様のみ言葉が書き記されている人たちへの約束です。 さらに言えば、神様を知る者とは、神様と個人的な関係を持ち、その罪が赦された者のことです。 

            私にとって重要なことは、この契約が神様からの宣言であるということです。 宣言しているのは神様であって、イスラエルの民ではありません。 神様は誰が自分のものであるかを知っておられます。 神様の言葉が思いにあり、心に記され、さらに、神様がすべての悪を赦してくださったことを知り、神様との個人的な関係を持っていなければ、誰も自分が神様に属していると宣言することはできません。 これは良い知らせです。神様はご自分との関係を持つ者との契約を守られるからです。

適用:

            神様の契約は、私がしたことや、私が行った良い行いに基づいているのではないことを知るというのは、なんという喜びでしょうか。 私の義は不潔なボロ布に過ぎません。私はこれからも、神様との関係を最も大切にしていきます。 デボーションの時、私は聖霊が私の心に神様の律法を置き、私の心に神様のみ言葉を書き記してもらいます。 私は、毎日神様と個人的な関係を持ち、私の邪悪な行いに対する神様の赦しを大切にすることを選びます。 私は日々、神様のみ言葉によって私の思いと感情に影響を受けるようにしていきます。 

祈り:

            父なる神様、私の人生にあなたの契約と約束の力があることを思い出させてくださったことを感謝します。 私があなたを恐れて歩むことができるように、あなたの律法を私の心の奥深くに置き、あなたのみ言葉を書き記し続けてくださいますように。 私は時々、み言葉と過ごす時間の大切さをおろそかにしてしまうことがあることを告白します。どうか、あなたとの関係を忠実に保っていけるよう私を助けてください。あなたが、私の邪悪な行いを赦してくださることを感謝します。 あなたは忠実な方であり、あなたのみ言葉を守り続けるみ父であることを感謝します。